13期生の西村です。
オミクロン株の感染拡大に伴い今年に入ってから会社には1回しか出社しておらず、ほぼ100%テレワークをしております。
このような状況がかれこれ2年くらい続いているので、広い部屋と静かな住環境を求めて昨年7月に都内から千葉県に引っ越しました。
さてコロナ禍になる前からお料理と宅飲みが好きな私としては、キッチンも広がって良かったのですが、困ったことが一点。
「大好きな日本酒をどこで買えばいいんだ・・・?」
今時であればECサイトでいくらでも売っているのですが、実は未だにネットで日本酒だけは買ったことがありません。
理由としては、
・日本酒をしっかりと温度管理している
・自分の知らない知識(どんな味のお酒か、どんな料理に合うかなど)を教えてくれる
・私が知らない地酒をそろえている
といった小売店で買うのが最もおいしい日本酒に出会う方法だと信じてやまないからです。
都内に住んでいた時には、近所に創業約300年というほぼ日本酒専門で取り扱う酒屋さんがあり大変お世話になっていたのですが、さすがに重い酒瓶を抱えて千葉まで運ぶにはちょっと無理があるかな、という状況になりました。
さて困ったと思ってふらふらと近所を散歩していたところ、幹線道度から少し入った住宅街に酒屋さんの看板を見つけました。
地元の酒屋さんかな、と思って入ろうかどうしようかな、と思っていたのですが、私の日本酒センサーに何か引っかかるものがありました。
大したセンサーでもないのですが、
・お店の中がなんだか暗い
・日当たりが悪そう(直射日光が入らないような店の入口)
・店内に冷蔵庫がありそう
って感じだったので、入ってみましたところ大当たり、、知っている日本酒から全然しらないお酒まで取りそろえるお店でした。
日本酒を何本か購入すると、「そのお酒(購入したもの)の蔵元さんの酒粕ですがよかったらお料理に使ってください」と酒粕をいただきました。
更に酒粕レシピが載ってるサイトのQRコードを印刷してれた紙をもらい、「今度蔵元に汲みに行ってくる珍しいお酒」のチラシをもらいました。
部屋に戻って早速こちらの酒屋を検索すると、醸造学科で学んだ店主が旨いお酒を伝えたい・売りたいということで家業の酒店を継いだとのこと。
InstagramやFacebook、ECサイトも積極的に展開して商品の紹介や購買も促進、、、頑張っている酒屋さんだと知りました。
Instagramの記事の中に
「コロナ禍で酒屋は飲食店が閉店や休業して配達需要がなくなり、助成金も出ないので近くの酒屋さんを見たら応援してあげてください」
といった内容の記載を見つけました。
なるほど、2020年の酒類販売の卸・小売の休廃業件数は過去10年で最多を記録した、などの記事を読んだことがあり大変厳しい状況に陥っている業界なんだなと知りました。
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20210714_04.html
こういった厳しい状況でも頑張っているお店はぜひとも続いてほしいので、趣味と実益を兼ねてこちらのお店で今後はお酒を購入したいと思いました。
またこんな頑張っている中小企業を支援できる実力の診断士でありたい、と心に決め、日々研鑽を重ねていきたいと思います。
さて引っ越しを機に「なかなか近所にいいお酒を売ってる店がないかもね、今の冷蔵庫だと保存できる数に限りがあるよね」と半ば自分をだまして理由をつけ、念願(?)の日本酒用冷蔵庫を買ってしまっていました。
https://sakura-wks.com/sakecellar/
なのに近所にたくさんの良いお酒を売っているお店を発見してしまったので、あれ、この冷蔵庫どうしよう・・・と思いつつ、買ってきた日本酒を保存し並べ、「今夜はどれにしようかな」と楽しんでいる日々です。