みなさんこんにちは。19期生の堀川です。
今年の雪の量はやばいですね!今なら2階の窓から飛び降りてもケガしないくらい積もっています。
ところで、私は先日アラフィフの仲間入りをしました。70代をどう生きるか、というのは最近よく考えるのですが、着実に近づいてまいりました。少しでも若々しくいたいので、顔の筋トレも地味に続けています。
今回はカレー沢薫さんの漫画「ひとりでしにたい」を紹介します。
電子版のコラムをあちこちの媒体で連載しておられる方です。意識高い系ではありません。「こんな自分でも生きていていいんだ」という感じの下から目線が特徴です。私は自己肯定感が低い人間なのでカレー沢さんのコラムが結構好きです。
主人公は35歳の独身女性。学芸員として働いています。
憧れていた叔母さん(独身)が孤独死、しかも風呂場で腐った汁になっていたという場面から始まります。
主人公の父はサラリーマン、母は専業主婦で、子供二人を無事大学まで育て上げました。
主人公は奨学金を借りることもなく、「それがフツーでしょ?」という認識で、アイドル追っかけをしたいがために結婚には興味がない。
ところが叔母の死をきっかけに、「悲惨な老後を迎えないためにはどうしたらいいか」と考え始めます。
そして自分は親の庇護のもと危機感のないまま育ち、当事者意識がないため情報を調べることもせずアップデートできていない、と気づきます。これは私も思い当たるフシがありました。
「親の終活」「熟年離婚」「資産運用」など重くなりがちなテーマではありますが、少しずつ周りの人の気持ちに気づいていく主人公の成長が楽しみです。
個人的には親との関係がリアリティがありました。親の気持ちも娘(主人公)の気持ちもどちらも共感しました。
無料公開している話もあるのでよかったらぜひ。
ひとりでしにたい - カレー沢薫/ドネリー美咲 / 第1話 ぼくらはみんな死んでゆく | コミックDAYS (comic-days.com)