24期今村信哉です。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、「明けましておめでとうございます」はいつまで使えるか。
正月飾りを飾る「松の内」が目安と言われていて、関東は7日、関西は15日が一般的だそうです。私は個人的な感覚で、新年1週目は「新年明けましておめでとうございます」、2週目は「本年もよろしくお願いいたします。」を使っています。
そして、新年の目標は前年の12月に立てています。フライングスタートはモチベーションが上がります。
とはいえ、5年前の手帳を見返したら、2025年の目標と同じものをいくつも掲げていて、成長していないことに思わず笑ってしまいました。
今年こそは!ということで、3つのポイントを意識して目標設定し直そうと思います。
①時間管理のマトリクス(アイゼンハワーマトリクス)
重要かつ緊急ではない第2象限が最重要という、あれです。
スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」(キングベアー出版,1996年)でも有名。数年前にダイソーで4象限のメモ帳が期間限定で売られていたので、店舗を巡って10冊以上買ってしまったくらいに好きなマトリクスです。(できているかどうかは別として)
②SMARTの法則
・Specific 具体的
・Measurable 測定可能
・Achievable 達成可能
・Relevant 関連性
・Time-bound 期限
経営でも見える化が大事だといつも言っているにも関わらず、自分の目標設定が曖昧ではコンサルタントとして説得力がありません。(と、自らに言い聞かせる)
③脳内物質の活用
ただ、ここで、ヤル気という曖昧なものに頼ってはいけません。
リチャード・ドーキンス曰く、生物は遺伝子の乗り物です。(リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」紀伊國屋書店,1992年)
幸せホルモンや幸福物質と呼ばれる、3つの物質を意識します。
(1)セロトニン
安らぎなどを感じる物質です。日光浴や運動などで感じる幸福感。
(2)オキシトシン
つながりによって幸福を感じる物質です。コミュニケーションをとったり、人に親切をしたときに感じる幸福感。アドラー心理学でいう共同体感覚もこれに近いかもしれません。
(3)ドーパミン
達成感などに紐付く物質です。
詳しくは、精神科医・作家の樺沢紫苑さんの2020年のダイアモンドオンラインの記事に端的にまとまっていたので、ご覧ください。
https://diamond.jp/articles/-/244893
第2象限で掲げたSMARTな目標と、この3つをうまく結びつけて、脳をいい意味で騙していこうと企んでいます。
と、3つ書いていたら、ひとつ名言を思い出しました。
大前研一さんの有名なあの言葉です。
「人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの方法でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。かつて決意して何か変わっただろうか。行動を変えない限り、決意だけでは何も変わらない。」(大前研一ほか「時間とムダの科学」,PRESIDENT BOOKS,2005年)
行動計画をもう一度見直し、来月からの法人2期目に間に合わせたいと思います。皆さんの目標設定に少しでも参考になれたら嬉しいです。