東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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報・連・相(ほうれんそう)

2017-04-25 17:49:16 | 16期生のブログリレー

こんにちは。塾長の鴨志田です。

4月もまもなく終わろうとしています。今年は、甥が新卒社会人としてスタートをきりました。
そして4月は、多くの企業で新入社員研修が行われます。そこで、必ず、取り上げられるのが「ほうれんそう」です。文字どおり、報告、連絡、相談の1文字目だけを連ねた語句です。 

ところで、「ほうれんそう」という言葉は、いつから使われているかご存知ですか?
……山種証券で、昭和57年(1982年)に、当時の社長である山崎富治氏行った、全社員に野菜のホウレン草を配る“ほうれんそう運動”がきっかけといわれています。

 今日は、以下の本から抜粋して、「報・連・相」について、紹介します。
●山崎富治著『ほうれんそうが会社を強くする 報告・連絡・相談の経営学』ごま書房

組織づくりは、ホウレン草づくりと同じ

 品質のよい野菜のホウレン草をつくるには、種を選び、目が出たらこまめに水や肥料をやる必要があります。酸性の土だと育ちにくいので、土をアルカリ性に変えるなど、土壌づくりも大切です。では、会社の“ほうれんそう”に必要な光、水、肥料とは、何に該当するのでしょうか? 

1)水
社内の人間関係(ヒューマン・リレーション)が該当します。ホウレン草は、水分がないとみずみずしさを失い、生長するどころか、枯れてしまいます。同様に、職場でも、円滑な人間関係がないと、みんな孤立して息苦しくなり、生き生きした活動など望めなくなります。

2)光
光に該当するのはポストであると指摘しています。大きく伸びそうな植物にはも、どんどん光を当てるように、見込みのある人材には、やりがいのあるポストを与えることが大切なのです。

3)肥料
肥料に該当するのは、給料です。いくら、水や光があっても、立派なホウレン草を育てるには、適度な肥料が必要なように、人材も、十分な給与や賞与を与えることで不満なく仕事に全力を投入できるのです。 

そして、“ほうれんそう”は、“賛成”土壌には育たないと書かれています。
すなわち“イエスマン病”、上の言うことは、ハイ、ハイと無批判に下へ伝えられるが、下からの批判や、否定的情報が上には伝わらないという意味です。

以上は、本に書かれていることの”さわり”でしかありません。
この本は、もう、販売されていないと思いますが、目次から章立てだけ以下に紹介します。

1章 ”ほうれんそう”は、組織活性化の最良の栄養素
2章 ”ほうれんそう”は、こうすれば立派に育つ
3章 ”ほうれんそう”を育てる8大栄養素
4章 ”ほうれんそう”を枯らす8大病原菌
5章 ”親子ほうれんそう”の育て方

そして、(当時)ハーバード大学教授のエズラ・ヴ―ゲル氏が、”ほうれんそう”について 報告(Information)、連絡(Communication)、相談(Consultation)の3つの頭文字をとると INC(=会社)となり、”ほうれんそう”は、経営の原点であるとメッセージを寄せています。 

こうしてあらためと”ほうれんそう”について、山崎氏の本をもとに学んでみて、私たちコンサルタントは、経営者の良き相談相手であると同時に、経営者との”ほうれんそう”を確実に行える関係になることが、必要不可欠であると実感した次第です。人に指導する立場として、当り前のように”ほうれんそう”を口にするのではなく、”ほうれんそう”が生まれた背景を踏まえて、活用していきたいと思います。

 

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稼プロ!卒塾後の実績を振り返って

2017-04-24 11:59:00 | 16期生のブログリレー
事務局おのだなおと です。
 
今日は2017年4月24日。
私の診断士スタートが2014年ですので、
あっという間の3年。今年で4年目です。
 
キャリアビジョンの講義でも、
漠然としたビジョンしか描けなかった私ですが、
稼プロ!で学んだことをベースに
とりあえずできることに着手してきました。
 
今日は、これまでの3年間を振り返ってみたいと思います。
 
1年目は基礎を学んでいたので、稼プロ!終了後の
実質2年で、実践したことをまずは列記してみます。
 
■執筆
・業種別審査辞典 2件(ご紹介)
・月刊企業診断の特集記事2件(ご紹介)
 
■補助金申請支援業務
ものづくり補助金申請支援 5件
・都内の印刷業(ご紹介)
・静岡県の電子部品製造業2回(ご紹介)
・都内の電子機器製造業(直接)
・都内の建築事務所(直接)
 
持続化補助金申請支援 5件
・都内のお弁当屋さん(ご紹介)
・都内の建築事務所(直接)
・都内のデザイン事務所(直接)
・都内の運送事業者(ご紹介)
・都内の印刷業(直接)
 
<自社ブランド企画販売支援>
・大田区の精密機械加工製造業の自社商品ブランドのコンサル(直接)
・石川県のツアー企画会社(直接)
 
■事業計画作成支援業務
<経営革新計画>
・都内の不動産会社の経営革新計画(直接)
・福岡県の美容院の経営革新計画(ご紹介)
 
<経営力向上計画>
・都内の電子機器製造業(直接)
・大田区の不動産会社の経営革新計画(直接)
 
■WEB販促
・大田区の精密部品製造業の自社ブランド(直接)
 
合計21案件
 
その他、事務局や国際部でのちょっとした活動などもさせて頂きました。
 
これらの活動の基礎になったのは、
稼プロ!で学んだ「心構え」「基本スキル」と「人脈」でした。
中でも、基本的な「心構え」が最も重要だったと思います。
 
上記実績を診て頂くと、
案件名の後ろの(直接)とか(ご紹介)の記載がありますが、
これは受注ルートを示します。
 
ご覧の通り(直接)というのが多いと思います。
企業内の私ですが、(直接)が多いちょっとしたコツがあります。
コツについては次回)
 
キャリアビジョンでやりたいことを明確に描けなかった私ですが、
やっと、具体的ビジョンが描けるようになってきました。
 
それは、稼プロ!の事務局をさせて頂いたことがきっかけでした。
具体的には、次回述べさせて頂きたいと思いますが、
 
稼プロ!塾生時代と事務局で更に学ばせて頂いた下記の点が
何よりの蓄積になっていると実感しています。
 
・書く能力(補助金申請書、経営革新計画、メルマガなど)
・聴く能力(あらゆる事業計画作成前のヒアリング時)
・声についての必要性の自覚(必要だということと鍛え方を学んだ)
・事務局の仕事で得たノウハウを利用した、セミナー実施の方法(有料にも応用できる)
・集客のノウハウ(相当な時間を使いました!)
・Webサイトの作り方
そして何より
・夢を持ち続けること、それを実現する仲間を得たこと
・困ったときに相談できる先輩やメンターと出会えたこと
 
やっぱり「プロコンとしての心構え」という考え方の基礎を得たところが大きいといえるようです。
 
 
乱文ですみません
おのだなおと
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首都圏外郭放水路見学の魅力

2017-04-23 12:00:00 | 16期生のブログリレー

こんにちは、今日のブログを担当する水谷 清です。

今月、訪れる機会があった首都圏外郭放水路の見学内容や思ったことを書こうと思います。
ブログを読んで、興味を持って頂ければ、幸いです。

まず、概要の説明です。
首都圏外郭放水路は、中川・綾瀬川流域(埼玉県東部)の浸水被害を軽減するために、
流域の河川の洪水を、地下50m貫く総延長 6.3kmのトンネルに取り込み江戸川に流す
世界最大級の地下放水路です。

見学内容ですが、
まず、隣接する龍Q館の地底体感ホールから始まります
ここでは、人々を洪水から守ってくれる首都圏外郭放水路の活躍の映像を
見ることができます。

次に、床に設置してある地図で、流域の説明を受け、
事業の説明と進みます。

ここでは
昔、洪水が頻繁に起こっていたことと、それを防止するため建設され、事業費が2,350億円
かかったそうです。

ここでふと思ったことは、説明を聞きながら、費用対効果はどうなんだろう。
平成24年 2月8日 国土交通省 関東地方整備局の出している事後報告書によると
河川改修事業に関する総便益が7,476億円となっています。
これを見ると費用対効果もよく、事業は成功したということです。
どこかに、数字のマジックが隠されているかも・・・
疑ってしまうところが、我ながら悲しいですね。

最後の説明としては、首都圏外郭放水路の模型で仕組みの説明を受けます。
立坑2から立坑5で、中川・綾瀬川の水を取り込み、立坑1、調圧水槽を満たし、ポンプを使い
江戸川へ流す。という仕組みです。

そして、調圧水槽の見学となります。

調圧水槽は、写真で見ると地下神殿のようなので
それを見にくる人が結構います。
実を言うと、私もその一人です。
(写真を添付しまいた。)

特撮物の撮影に使われたり、報道番組などで、紹介されたりしています。

少しずつ、肌寒くなるのを感じながら、100段ほどの階段を降りていき、
そこに広がる地下神殿を見た時は、ただただ感動でした。

最後に、龍Q館に戻り、操作室を見て、解散という流れでした。

解散した後、おまけに、立坑や調圧水槽の人がいけない場所や
首都圏外郭放水路の空撮、ドローン撮影映像を見てきました。
こんなところでもドローンが活躍していました。

見学へ来ていた人は、平日だったので、年配の方が多かったようです。
若いカップルも来ていました。羨ましい・・・
合計20人くらいですかね。

勉強にもなりますし、自分の住んでいる場所が、
どうやって水から守られているのかを知る、いい機会だと思います。
一度は、見学してみてはいかがでしょうか?

 

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新入社員のころ

2017-04-22 00:37:52 | 16期生のブログリレー

16期の貝井です。

4月に入り、新入社員と思わしきフレッシュなビジネスパーソンをちらほら見かけます。

私の入社式は4月ではなく、12月でした。私が最初に入社したのは、監査法人という大手の会計事務所でした。大学卒業後に浪人して、会計士試験に合格した後でした。公認会計士試験は8月に行われ、11月に合格発表、12月に監査法人に入所します(当時)。しかも、面接は試験直後の9月に行われました。つまり、試験の合否の前に、「試験合格を前提に」という留保条件付きで内定を出します。合格していれは、12月に入社。不合格なら、内定取り消しでまた来年、となりました(現在は合格発表後に面接とも聞きます)。

さて、私が入社した監査法人というところは、今で言うところの「ブラック企業」とも言うべき側面がありました。現在でも労基署に目をつけられている、とも聞きます。

当時はJ-SOXバブルでどこの監査法人も人手不足で人の奪い合いの超売り手市場。入社したら、即、12月決算(外資は12月決算が多い)の現場に放り込まれます。連日深夜まで残業が続き、3月に12月決算の会社が落ち着いたと思ったら、次は3月決算の現場に放り込まれる、というエンドレス。

当時は、こんな劣悪な環境のところは辞めてやる!とはらわたが煮えくり返っていました。実際、監査法人というところは何年か修行して独立・転職していくことが前提の組織です。通常の会社とは異なる側面があります。

しかし、今から振り返ると、「エクセルも使えない、社会人経験もないニート」をよく仕込んでくれた、面倒くさかっただろうな、と感謝しています。しかも仕事ができないから時間がかかるのに、当時は残業代までちゃんともらえました。あの頃がなければ、今の自分はありません。

 

さて、今の新人さんたちは、「働き方改革」が言われる中で、おそらく大事に育てられるのでしょう。

「若いころの苦労は買ってでもしろ。」

説教のひとつもしたくなりますが、ぐっとこらえます。

私も歳をとりました。時代は変化するものとわかってはいるんですけどね。

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診断士2年生の誓い

2017-04-21 19:38:38 | 16期生のブログリレー

皆様、お疲れ様です。稼プロ!16期 清水康裕です。

 

中小企業診断士2年生になりました。

昨年は自分の社会人生活上、かつてない激動の中、心地よい高揚感に包まれてなんとか走ってこれたかな、という思いです。

今年のスプリングフォーラムでは多くの新人中小企業診断士にお会いし、様々な話で刺激を受けました。そして、もやは甘えてばかりはいられないと覚悟することができました。
信頼できる先輩診断士になれるように、焦らず、謙虚に、地に足をつけて歩を進めたいと思います。

 

診断士活動を行う上で、稼プロ!で学んだ「三意」の精神には年間通して本当に助けられました。
OB
塾生、特別講師の方の経験談は、経営者が何を求めているか考えるヒントになりました。
自分のブランドで生きている方々の考え方や作法は、私に規律と自覚を教えてくれました。
鴨志田塾長、宮崎先生から「声の力」を学ばなかったら今頃どんなことになっていたかと思うとゾッとします。

 

今年を去年よりもっと良い年にするために、稼プロ!で培った基礎をより強固なものにし、自分の城を作る準備をしたいと思います。

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