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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Best of George Clinton

2013年12月13日 | ソウル・ファンク・R&B

Clinton250

The Best of George Clinton (1986)

ファンクの総帥ジョージ・クリントン(George Clinton)のベスト・アルバム。86年という時期に編纂されたベストなのでキャピタルに所属して発表されたアルバムからの選曲ということになる。この後はプリンス(Prince)のペイズリー・レーベルなど所属が様々になるので、系統だったベストとしては掴みづらいソロ名義のジョージ・クリントン。その母体であるPファンク(P-Funk)とソロをどう折り合い付けているのか全然分からない。この時期だともうPファンク・オールスターズか。どちらにせよその複雑なファミリー・ツリーから、後追いで把握するのがとても困難なジョージ・クリントンとPファンク。

このベストは80年代まっただ中で、当時らしい音作りなのでやや奥行きのないシンセ・ドラムの音色が中心。元々混沌として連続するグルーヴ主体の曲が多いので、メロディーは掴みどころがなく、好き嫌いは分かれるだろうと思う。もともとはヴォーカル・グループ出身なのにね。自分もこの時期を好んで聴くかというと微妙。この後に発表された「Hey Man... Smell My Finger」(1993)は愛聴したけど。

JB(ジェームス・ブラウン)などと並び、自分がアーティストとして前面に出るだけでなく、プロデュースや若い才能の発掘など裏方の仕事の方がすごい彼だけに、このベスト収録曲でも掌の上で周りの人間を遊ばせているような感じ。いわゆるラップ的なアプローチの曲もあるがそれは正直あまり面白くない。曲としての出来はやはり1が白眉かな。

1 Atomic Dog
2 R&B Skeletons (In The Closet) 
3 Quickie
4 Do Fries Go With That Shake
5 Hey Good Lookin'
6 Double Oh-Oh
7 Nubian Nut
8 Last Dance 

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (1990/10/25)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Capitol
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