ふだん出掛けた先であまりラーメンは食べないが、深夜に小腹がすいて、結構歩き疲れてもいたので宿泊先から近かったここ「博多だるま」へ。店のHPを見ると昭和38年創業と書いてあるが、個人経営でなく会社組織のようだ。店は細い道の路地にあり、バラックのような造りの建物。深夜とあって客は少ないが、ゼロでないのはすごい。空いたテーブル席に座って基本のラーメンを注文。
程無くしてラーメンが運ばれてきた。いわゆる豚骨ラーメンで定番のネギときくらげとチャーシューのトッピング。脂が浮いてややこってりとしたスープの香りは思ったほど強くなく、食べにくさはなかった。細麺の茹で加減は普通でお願いしたが、丁度よかった(自分は「カタ」は好みではない)。チャーシューはやや脂身が多い。総じて食べやすい万人受けするだろう豚骨ラーメンだった。それでもこの位でも豚骨ラーメンを食べ慣れていない人や年輩の人にはきついだろうか。いわゆる本場の王道ラーメンなんだろうとは思うが、わざわざ遠出してもここ、という強烈な惹きはなかったかな。昔は他所にあまりない特別なラーメンだった博多風の豚骨ラーメンは今となっては探せば全国どこででも食べられるようになったし、地方でもレベルは上がっていて、自分の住んでいる地方でも人気店がある。
HPには「暖簾分け・FC展開などせずに守り続けられる門外不出の豚骨ラーメン」と書いてあるが、ん?しっかり多店舗で経営しているようなんですけど…(笑)。(勘定は¥680)
福岡県福岡市中央区渡辺通1-8-26
(博多 だるま はかただるま)