銀座の空也以外にもお土産を購入したお店を紹介。雨のそぼ降る中、東銀座駅から歩いて向かったのは歌舞伎座の向かいにある足袋、手拭の老舗「銀座大野屋」。
このお店の創業は明治元年(1867)との事だが、新富町の「大野屋總本店」(未訪)の創業が安永年間とのことなので暖簾分けか何かだろうか。店のガラス引戸を開けて店内に入るとたくさんの手ぬぐいが並べられている。うちの嫁は普段からタオルやハンカチ代わりに手ぬぐいを愛用している。曰く、吸収が良く、広げるとすぐに乾き、バッグの中でもかさばらない、と絶賛。渋い柄からモダンな柄、面白いものまで無数に種類があるので、ブランド物とかに興味のない嫁へのちょっとしたお土産にとてもありがたい。それに今回、自分でも鞄に忍ばせて使ってみたが、本当に使い勝手が良く、自分もハンカチ代わりに持つことにした。いくつかを嫁に、ひとつを自分用に購入。
その後、ホテルにチェックインし、次に向かったのは饅頭の老舗「塩瀬総本家」。創業は何と貞和5(1349)年というから、もう自分には何時代かも分からない(笑)。もちろん、ここの饅頭は有名デパートや駅で購入出来るから、そっちへ行った方が便利だろうが、せっかく近くに居るということで本店に歩いて向かってみた。新富町か築地かどちらの駅からが近いだろうか。けっこう外れた場所にあり、築地市場駅付近から10分位歩いた、周りにあまり商店が見当たらないような、学校や住宅のある街中に大きな建物があった。
2Fには喫茶室もあるらしいが訪問時は時間外。日持ちするものしか買っていけないので生菓子は断念して、1週間程日持ちする基本の「志ほせ饅頭」を購入。見た目も味も現在みんなが想像する饅頭そのまま。もちろん創業年数からいくと、この饅頭がその原型か、それに近いものだろう。650年の歴史をいただいた。
「銀座大野屋」
東京都中央区東銀座5-2-13
「塩瀬総本家」
東京都中央区明石町7-14
(ぎんざ おおのや 大野屋 大野屋総本店 おおのやそうほんてん しおせそうほんけ しおせ しほせ しほせそうほんけ 塩瀬總本家)