愛知県豊川市散策。この日は早朝から徒歩と自転車で市内を巡ったのでヘトヘト。あてにしていた食堂数軒に振られたりして食事時間が不規則になった。駅に帰る道すがら通りから奥まった場所にある「大善食堂」に寄る。といっても昼は摂ったのでちょっと1杯だけ。さすがに昼時を過ぎた時間帯とあって先客は無し。中はテーブル席が並んでいて、奥には小さな小上がり席も。見かけよりこじんまりとしていて年季も入っている。卓上の品書きを見るとびっくりするほど値付けが安い。好物の「カツ丼」や「オムライス」は500円台…。三河地方らしく「にかけうどん」もある(300円台)。お腹が空いていれば食べたかった…。「ポーク銀串定食」なる見かけない品があったのでそれを単品で、「酒一級」と一緒にお願いした。女将さんに「酒は燗?」と訊かれたので「ひやで。」と答える。
果たして酒はちゃんと「ひや」(=常温)で運ばれた。ガラスコップに擦り切り。しばらくして「ポーク銀串」が登場。平皿に串に刺さった豚肉や玉ねぎ、ピーマンが2本。分厚い豚肉は折ったように刺さっていて、もう”トンテキ”といって差し支えない。たっぷりのたれもトンテキのタレっぽい味付け。これにはビールだったかなと思いつつも、輪切りのレモンを垂らしたりして、肉の油をコップ酒で洗い流した。間違いのない旨さ。マヨネーズで和えられたスパゲッティーと千切りキャベツ、トマトが添えてあってヴォリュームもすごい。軽くつまむつもりが…(笑)。ぜひ機会を作って次はご飯物を頂きたいナ。(勘定は¥880)
↓ 「豊川稲荷」の表参道にはさすがに観光客の姿が多い。昼食の第一候補にしていた風情ある看板の食堂「旭亭」(建築詳細不明)◇。残念ながら閉まっていた。
↓ 2番目の候補だったすぐ近くの食堂「河精」(建築詳細不明)◇。こちらは残念ながら昨年9月に廃業していた。
↓ 「河精」の隣の「ブラックニッカ」と「ハイアース」の看板を掲げる「BARかわせ」(建築詳細不明)◇。入口に角度が付けてあったり、黒のモザイクタイルで装飾してあったりとなかなか気になる建物。営業している?
↓ 同じ参道の「ドリンク斉藤」(建築詳細不明)◇。広い間口の店舗兼住宅は、瓦屋根の立派な”看板建築”。
↓ こちらも同じ参道に建つ風情ある建物(建築詳細不明)◇。2階の戸袋に緑青(銅のサビ)が吹いている。玄関の破風などの感じからいくと旅館か料理屋だったろうか。
↓ 駅前通りから入った所にあった酒屋「マル井酒店」◇の渋い酒の金文字看板。右から「雪山(セツザン)」「英勲(エイクン)」「四海王(シカイオウ)」。電話番号も4桁。
和食・洋食・麺類 大善食堂
愛知県豊川市山道町2-54
( 豊川 とよかわ 豊川稲荷 とよかわいなり だいぜんしょくどう 大衆食堂 麺類食堂 丼物 定食 近代建築 表参道 ホーロー看板 琺瑯看板 )