Sticky Fingers (Super Deluxe Edition) / The Rolling Stones (2015)
ストーンズ(The Rolling Stones)の1971年発表の名盤「Sticky Fingers」のスーパー・デラックス・エディション・ボックス・セット。実は既に1度購入している。その商品は瑕疵があったので返却し、その時ちゃっかりCDはリッピングしていたので音源は4年前に既に所有して聴き倒したのだった。じゃあ何故またこれを中古で購入したのか?。それを…”所有欲”という(←こんなことをしているから収納スペースが…)。内容はリマスターCD、ボーナストラックCD、ボーナスライヴCD、DVD、アナログシングル盤、ポストカード、ポスター、ハードカバー写真集、それに日本盤のみの復刻シングルジャケット4種、それにメンバーのカットアウト(※ちなみに自分のはチャーリー・笑・写真下左)と盛り沢山。
でもDVDは「The Marquee Club (Live In 1971) 」の抜粋だし、ポスターは折り目付きだし、ポストカードって使い道ゼロだし、正直要らない物も多い。自分にとってこのスーパーデラックス版で一番肝要なのは、しっかりとした作りの写真集とボーナスライヴCD。特にボーナスライヴCDは「Get Your Leeds Lungs Out」というブートレグではお馴染みだったリーズ大学でのライヴ音源(ちなみにこの正規盤の方は”Get Yer Leeds Lungs Out”)。自分は有名な海賊盤レーベルTSP(The Swingin' Pig)のCD+カセットテープ(翌日のラウンドハウスでのライヴ音源を収録)というボックスで所有している(写真上右)。ラジオ放送されたのでブートでも定番の音源だったが、そちらは何故か頭2曲が無く(放送でもそうだったようだ)、今回の目玉はその頭2曲がしっかりと収録されていること。やっぱりあるんじゃないか。
この時期のライヴだもの、イイに決まっている。屋台骨のキース(Keith Richards)のギター(この頃はバリバリに弾けていたのだ)に、流麗なミック・テイラー(Mick Taylor)のギターソロが絡まり、チャーリー(Charlie Watts)の一瞬遅れるような独特なリズム、ビル(Bill Wyman)の変態的運指のベース、そして艶があって挑発的なミック(Mick Jagger)のヴォーカル、と言うことなし。それにピアノのニッキ―・ホプキンス(Nicky Hopkins)、ボビー・キーズ(Bobby Keys)&ジム・プライス(Jim Price)のラッパ隊が加わり、69年全米ツアーとは違うちょっと派手な音作りに。「( I Can't Get No) Satisfaction」も、まるでオーティス(Otis Redding)がカヴァーしたのをもう一度本人達がカヴァーし直したようなスタックス風味。グッと腰を落としたルーズなノリといい、久しぶりに聴いたけれどやっぱりこの時期のストーンズはサイコー。さてさて、ボックスをどこに仕舞おうか…。
オークションにて購入(¥5,123)
- CD (2015/6/10)
- Disc : 1
- Format: CD+DVD, 限定版
- Label : ユニバーサル ミュージック