ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Legacy:ザ・エド・サリヴァン・ショー(DVD) / Various Artists

2019年10月27日 | DVD

Legacy:ザ・エド・サリヴァン・ショー(DVD)/ Various Artists (2008)

高視聴率を誇ったアメリカのテレビ番組「エド・サリヴァン・ショー」。エド・サリヴァン(Ed Sullivan)が司会で1948年~1971年まで生放送され、ジャンルを超えた芸人が登場してトークや特技を披露した。1956年ににエルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)が登場し、その後はロック関係の出演者も多くなった。7枚組で全82曲収録。この商品は日本盤なのだが、どうも通販限定で売られたもののよう。そういうのって特に映像作品はがっかりな物も多いのだが、これは違う。ちゃんとした海外プロダクションの映像作品の日本語字幕付き。この作品は2008年発売だが、最近でもパッケージを変えて再発されているようだ。テーマ毎に7つに分かれていて音楽演奏場面のみならず、ナレーションで時代背景や、バンドの解説、インタビュー映像も見ることが出来る(音楽演奏場面だけ視聴選択出来るのも〇)。「エド・サリヴァン・ショー」の映像に関しては、近年個々のアーティストに的を絞った作品も発売されているが、それらと遜色ない綺麗な映像だ。

前述のエルヴィスをはじめ、ビートルズ(The Beatles)、ストーンズ(The Rolling Stones)、JB(James Brown)、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)など、記述するとキリがないくらい豪華なアーティストが目白押しだけれど、クセのある大物司会者エド・サリヴァンはアーティストに大して都度色々な注文もつけていたそう。有名なところでは、例えばストーンズの「Let's Spend The Night Together(邦題:夜をぶっとばせ)」は、歌詞が「一緒に寝よう」の意味にとれるため「Let's Spend Somtime Together」に替えさせられたり(ミックは苦笑いしながらモゴモゴと歌っている)、ドアーズ(The Doors)の「Light My Fire(邦題:ハートに火をつけて)」では歌詞の「Girl, we couldn't get much higher」のGet Higherが麻薬でトリップする意味にもとれるため、「Girl, we couldn't get much better」に替えるように要請したり。でもジム・モリソンは楽屋ではハイハイと返事したのに本番ではそのまま歌ったため、エド・サリヴァンの逆鱗に触れ、以後1度も番組に呼ばれなかったそうだ(痛快)。それだけ司会者に大きな権限が与えられていたということだが、そういった当時の文化的な部分も垣間見られてとても興味深い。

全国(全米)放送で、今では信じられないほど番組の影響力も強かっただろうから、出演したアーティストも(きっと)緊張して気合入りまくりだったろう。ロック、ロックンロール、カントリー、リズム&ブルーズ、ソウル、ファンクと様々なジャンルの錚々たるメンバーの演奏を当時のファッションやドキュメンタリーと共に観ることが出来る映像。安く手に入れる事が出来て大満足。まだまだ映像の中に発見がありそう。

オークションにて購入(¥1,550)

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オッソブラジル @名古屋市中区・大須

2019年10月27日 | 名古屋(中区)

大須のアーケード商店街をひやかした事がある人なら必ず目にしたことがあるだろう、旨そうな匂いを漂わせながらクルクルと回る鶏の丸焼きグリラーと、外に出されたテーブルで賑やかにビールを空けている人達。ここ「オッソ・ブラジル」は創業してもう四半世紀という息の長いブラジル料理の食堂。今と違って大須が寂れつつあった頃から頑張っている店だ。家族と来てもこういう店はなかなか選べないので、いつも涎だけ垂らしてついぞ入ったことがなかったが、2階にもテーブル席があると知って、ある日の休日の遅い朝食代わりに寄ってみた(10時半)。まだ歩いている人は多くなかったが、もう30分もすると人でごった返し始めるだろう通りを抜けて店へ。開店とほぼ同時に店に着いた。脇に券売機があり、そこでチケットを買うようになっている。先客が悩んでいる間に自分も買う品を決め、購入。購入したのは「チキンコロッケ」、「チキンサンド」、そしてビール(ブラジルのビールは無いのかな)。本当は鶏の丸焼きかハーフに喰らいつきたかったが、1人なのでそれを材料としているという「チキンサンド」で妥協。ま、朝食だからちょうどいいだろう。店員はたぶん全員ブラジル人。カウンターに券を差し出すと、飲物と「チキンコロッケ」だけトレイに乗せてくれ、「チキンサンド」は後で届けるとのこと。2階で食べる旨を告げて階段を上がる。

2階にはずらりとテーブルが並んでいて、奥には個室っぽいスペースもあるようだ。窓際にカウンター席があったのでそこに腰を下ろした。まずはビール(アサヒドライ・中瓶)をグイッとやり、「チキンコロッケ」をいただく。コロッケは涙型でもちっとした食感。水分の少ない鶏のほぐし身が詰められている。味付けはシンプルなのであっさり。「チキンサンド」が届いた。白くふわっとしたバンズにほぐしたチキン、トマト、レタスが挟まれている。チキンは焼きたてのようでとてもジューシー。細かくほぐしてあるのでもう少し塊でもと思うが、そうすると食べ辛くなっちゃうのかな。味付けはこちらもシンプルに塩胡椒程度。なので自分で足したりして食べられるように調味料セットが入ったバスケットも一緒に届く。クノールのホットソース(Molho de Pimenta)があったので少しだけ垂らしたりしていただいた(これ辛いっ)。これにビールだもの、堪えられない朝食だ。ブラジル料理店のハンバーガーやサンドイッチはどこもパンが旨いし、味付けや調理もシンプルで肉の味がしっかり楽しめるのでイイ。他の料理も食べてみたいなァ。見下ろすと通りを行き交う人達も多くなってきた。上から見ているとみんな気になるのか、必ずこの店の様子をじっくり覗いていくのが面白い(笑)。(勘定は¥1,200程)

この後の記事はこちら

 

 

OSSO BRASIL (オッソ・ブラジル)

愛知県名古屋市中区大須3-41-13

 

( 名古屋 なごや 大須 おおす 大須商店街 ブラジル料理 大須名物 鶏の丸焼き チキン丸焼き サンドウィッチ ハンバーガー 居酒屋 ビール 食堂 Frango Assado )

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