愛知県の武豊町へ初めての遠征。朝早くから近代建築目当てで周辺を廻り、ちょっと早めの昼食に寄ったのは名鉄・富貴駅近くの食堂「大富食堂」。事前に調べていた訳ではなく通りすがりで、まだ11時にもなっていなかったが”営業中”のサインが出ていたので入ってみることに。道路を挟んだ向かいに駐車場があったので車を停めて店に向かう。店内にはテーブル席、カウンター席、小上がり席がある。口開けの客だったのでテーブル席に座らせてもらった。ご夫婦で賄っていらっしゃる様子。店の感じから老齢の方がやっていらっしゃるのかなと想像していたが、そうでもなかった。卓上のメニューには麺類、和洋定食、焼肉まで載っているが、別に壁に貼ってある品書きを見ると、すぐ横は三河湾という立地もあってか刺身関係の単品が沢山。魚介の種類も豊富。ウニ丼なんかもある。魚介類をいただくつもりで入ってこなかったので、大人しく「大富定食(並)」というものを注文した。もちろんこの時点でどういう内容の定食なのかは全く分からない。後客は入ってすぐに刺身などの単品とビールを注文していたので、呑みで使う客も多いのかもしれない。
しばらくして「大富定食(並)」が登場。給仕の奥さんが「今日はシマアジのフライです。」と言ってくれたので、フライの内容は日によって変わるのだろう。その他には厚めのチャーシューが2枚、ケチャップのたらされたオムレツ、ケチャップ味のスパゲッティ―、トマトやキュウリの生野菜サラダなどがのっている。漬物2種と味噌汁も。特にシマアジのフライがイイ。フライ物だってやはり鮮度の良いタネを使うとより一層旨いよネ。チャーシューは肉厚で味もしっかりとしていて食べ応えがある。メニューに載っている「チャーシューメン」にも使うんだろうなァ。この定食はご飯で食べるのももちろんいいが、ビールの供にしたら最高だろう。ビールを呑んでる客がうらやましい。呑みで使ってみたいな。名鉄電車に乗ってここまで来るかナ?(笑)。(勘定は¥850)
↓ 「豊石神社」の敷地内に建つ煉瓦倉庫(建築詳細不明)◇。境内に唐突な赤煉瓦の建物。祭事に使う幟などが収納されているそう。伝統の「大足区祭礼」では手筒花火を使うそうだから、そのためにも煉瓦造り?
↓ 「豊石神社」のすぐ東側に建つ民家の倉庫らしき建物(建築詳細不明)◇。入口が見えないのでどんな用途かはよく分からないが、屋上部分のデコレーションが目を引く。
↓ 「旧国鉄武豊港駅転車台」(昭和2年・1927・建造、のち補修)◇。かつてあった「武豊港駅」に隣接する石油会社に貨車を出入りさせるための転車台だったそう。忘れ去られていた物を平成11年になって小学生に発見された(!)のだとか。保存修理され見学出来るようになっている。詳しくないが「直角二線式」は非常に希少なのだとか。国登録有形文化財。
↓ 転車台のはす向かいに建つ煉瓦造りの建物(建築詳細不明)◇。醸造所跡(山田屋倉庫?)や銀行跡(旧・中埜銀行武豊派出所?)という記述がある建物だが結局調べてもよくは分からなかった。木製窓枠に彫られた「S」の意味は?。なぜ屋根頂部に立膝の僧のような像が?。
大富食堂
愛知県知多郡武豊町冨貴外前田2-7
( 武豊町 たけとよちょう 富貴駅 ふき駅 大富 おおとみ おおとみしょくどう 食堂 大衆食堂 麺類食堂 定食 ランチ 洋食 焼肉 海鮮丼 近代建築 名鉄河和線 名古屋鉄道 )