ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ラーメンショップ海津店 @岐阜県海津市

2019年11月12日 | 岐阜県(西濃)

豚骨醤油ラーメンのフランチャイズ・チェーン「ラーメンショップ」。1970年代から関東近郊を中心に展開するチェーン店で、現在では全国に店舗がある(300店舗以上あるのだとか)。「うまい・ラーメンショップ・うまい」の赤い看板を見たことがある人も多いはず。ただしフランチャイズとはいってもほとんど縛りが無く、各店舗でそれぞれの裁量に任されているという変わった形態でも有名(そんな内情はこの記事に詳しい)。東海地方にも、愛知3軒、岐阜1軒、三重2軒と存在するようだが、名古屋市内に”ラーショ”を名乗る店が1軒も無いというのも不思議といえば不思議。

この日は岐阜で1軒のみという「ラーメンショップ海津店」に寄ってみた。寄ってみたとはいったものの、近辺は長良川と揖斐川に挟まれた下流域でもうすぐ向こうは三重県。市街地から離れて周囲は田んぼばかりというド田舎(失礼)。ただ駐車場に辿り着いてみると、他の店舗と共通とはいえ沢山の車。店に入っても何組かの家族連れ客をはじめ、ほぼ満席という盛況ぶりだった。唯一空いていたカウンター席に何とか座らせてもらう。年配の主人が1人で賄っていて、店内の様子はかなり年季が入っている。動物系のスープ臭が強い。主人が何から何まで1人でやっているので大変そうだが、常連が多いと思われる客が何だか優しく、主人に気を使っていて和やかな雰囲気。主人の手が空いた瞬間を見計らって「ネギ醤油ラーメン」を注文した。ラーメンは何杯もまとめて作るようだが、慣れた手つきの間にもあれやこれやと用事があって茹で鍋から目を離す時間が長いので、自分の分がどれに当たるのかヒヤヒヤ(笑)。かなり長い時間茹でられたままだった大量の麺を、手付きザル片手でチャッチャと丼ぶりに分けるスゴテクでラーメン各種が4杯完成。その中の1杯が自分の「ネギ醤油ラーメン」だった。

「ネギ醤油ラーメン」にはもちろん”ラーショ”の代名詞でもある粗めの白髪ネギがたっぷりと盛られている。他にはワカメ、海苔、メンマ、そしてチャーシュー。スープにはしっかりと多めの脂が浮いていて、いわゆる豚骨醤油味。昭和のラーメンなので今のラーメンのように旨味凝縮という感じではなく口当たりは優しいが、それはそれで旨い。ただ、いくらスゴテクの麺上げとはいっても麺自体にマジックなぞあろうはずもなく、軟らかめの茹で加減が嫌いじゃない自分にとってもかなりヤワな茹で加減(ま、そりゃそうだろう)。麺量は多めだが、もう少しいいコンディションの麺で食べたらもっと旨いのになァという気持ちが沸々と…。しっかり歯応えのチャーシューといい、それぞれはとても良かったので、次はもう少し空いた時間を見計らって食べてみたい。(勘定は¥650)

 

ラーメンショップ 海津店

岐阜県海津市海津町鹿野1382-1

 

( 岐阜 ぎふ 海津 かいづ ラーメンショップ海津 ラーショ 家系ラーメン 吉村家 お千代保稲荷 おちょぼいなり )

コメント
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