新栄の「万年堂」へ。この日は好物の最中を買おうと寄ってみた。天候が荒れると予報が出ていた前日だったが、まだ空は快晴。店に入ると年配の男性店員が迎えてくれた。いつものように少量でも構わないか声を掛け、ショーケースの中から「宿の梅」という最中と、「頬杖」という菓子をお願いする。奥で包んでくれる間に、すぐお茶とこちらの名物干菓子「おちょぼ」がひとつ届けられた。店内で座らせてもらい、有難くいただく。気が利いているなァ。その間に男性店員と世間話。しかも届けられた菓子はしっかりと小さい箱と包み紙で綺麗に梱包。少量の買物なのにと恐縮してしまう。さすが。
帰ってから包みを開ける。こうしてしっかりと包んでもらうと特別な気分になるもの。「宿の梅」は丸い最中種(皮)に梅の花の形が押してある。つぶ餡の「焦がし」と、こし餡の「白」があったが、自分が選んだのは「焦がし」。こちらのつぶ餡はしっかりと甘め。「頬杖」は小さいどら焼きのような菓子。皮はしっとりとしている。つぶ餡とゆずこし餡があったが、こちらもつぶ餡を選択。ふわっとした皮に香ばしい香りがある。どちらも旨かった。本当は上生菓子を買って帰りたいが、手に持って歩くのが嫌なので避けてしまう。次は車で来ないと。(勘定は¥600程)
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