ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

saco @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2019年11月14日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市のカヌレで人気の専門店「saco」へ。大体この辺りだろうとは思っていたが正確な場所は知らず、ある休日の午後に寄ってみた。店はスーパーマーケット「アピタ岐阜店」の近くの住宅街の中にある。店の前までやってくると角地の古い建物が綺麗にリノヴェーションされていた。店前には何人もの待ち客が。店内が狭いので外で待って順番に店内に入っていくようだ。店構えは地味だし、みんなこんな場所よく知っているなァ。秋晴れの強い日差しの下、仕方ないので後ろに着く。順番が来て店内へ。女性主人が1人で営っていて、店内は台の上に乗ったガラスケースがあるのみとシンプル。ケースの中には空になった皿があり、いくつもの種類があるカヌレももうバニラ味しかないのだとか。並べる間も無くアルミケースの中から出して包んでいる。これも無くなると売り切れ御免らしいので危うく購入しそびれるところだったかも。家族の分を購入して家に持ち帰った。

綺麗に袋に入れられたカヌレを取り出しいただく。こんがりと綺麗な焼き色が付いている。フォークで崩そうにも皮は硬くて歯が立たない。ナイフで少し切れ目を入れて半分に。中はしっとりとしていて、ガリっとする皮部分との対比が面白い。いたってシンプルな味だが甘さは控えめ。ラム酒の風味は強くない。余分な味が無いのが、かえって苦いコーヒーに合う。1人1個ぐらいと思っていたが、嫁には2つ取られてしまった(笑)。他の味がどんなのなのか知らないが、また機会があったら買ってみようかナ。(勘定は¥270/個)

 

カヌレの店 saco

岐阜県岐阜市加納村松町4-14-3

※閉店しています(令和4年8月現在)

 

( 岐阜 ぎふ サコ カヌレ Canelé  洋菓子 焼菓子 )                                          

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Delaney & Bonnie & Friends On Tour With Eric Clapton

2019年11月14日 | クラシック・ロック

Delaney & Bonnie & Friends On Tour With Eric Clapton (2017)

デラニー(ディレイニー)&ボニーが「On Tour」と名付けて1970年に発売したライヴ・アルバム(ジャケ写真下)の拡大版4枚組。当初はライノ社(Rhino)のRhino Handmadeという数量限定のシリーズで2010年に発売され、豪華ボックス仕様で値段も高く、一般的な入手は難しかったが、今回購入したのは2017年に通常のプラケース入り4枚組で再発された廉価版。

こちらには1969年12月のRoyal Albert Hallのファースト・ショー、Colston Hallでのセカンド・ショー、そしてFairfield Hallsでの2つ、計4つのショーが収録されている。まずは何といってもこのツアーの参加メンバーに触れない訳にはいかない。 

  • デラニー・ブラムレット(Delaney Bramlett,Guitar & Vocals & Producer)
  • ボニー・ブラムレット(Bonnie Bramlett, Vocals)
  • エリック・クラプトン(Eric Clapton, Guitar&Vocals)
  • デイヴ・メイソン(Dave Mason, Guitar)
  • ジョージ・ハリスン(L'Angelo Misterioso, Guitar)
  • カール・レイドル(Carl Radle, Bass)
  • ジム・ゴードン(Jim Gordon, Drums)
  • ボビー・ウィットロック(B. Whitlock, Organ&Vocals)
  • テックス・ジョンソン(Tex Johnson, Congas)
  • ボビー・キーズ(Bobby Keys, Saxophones)
  • ジム・プライス(Jim Price, Trumpet)
  • リタ・クーリッジ(Rita Coolidge, Vocals)

何ともスゴイ面々!そして更に、録音はグリン・ジョンズ(Glyn Johns)とアンディ・ジョンズ(Andy Johns)、プロデューサーはデラニーとジミー・ミラー(Jimmy Miller)というから、デラニー&ボニーに加えて”ストーンズ+ビートルズ+デレク&ドミノス+トラフィック”みたいなスーパー・バンドだ(※ドミノスの結成はこの後です)。元々はブラインド・フェイス(Blind Faith)のコンサートの前座だったデラニー&ボニーの音楽性にエリックが共鳴して、解散後にツアーに帯同したという感じらしいが、それだけにクリーム時代のようなピリピリと痺れるような演奏ではなく、あくまでバンドに寄り添ったダウン・トゥ・アースなギターを弾いているのが特徴。ジョージは正式にはクレジットされていないし、そのプレイを見付けるのは難しいが、この大物達がぜひ参加したいと思う特別な雰囲気が当時のデラニー&ボニー周辺にあったのだろう(ジョージ入りの同時期のライヴ映像はこちらで観ることが出来る)。

ダラダラと流して聴くには最高。すごく有名なヒット曲がある訳ではないデラニー&ボニーだけれど、こんなコンサート会場に居て、溢れ出る音に身を任すことが出来たら幸せな気分で居られること間違いなしだろう(とはいってもこういう音楽を心から楽しめるようになったのはオッサンになってからだが…)。このメンバーの内の多くが、次はレオン・ラッセル(Leon Russell)によって、ジョー・コッカー(Joe Cocker)を擁する「マッド・ドッグズ&イングリッシュ・メン」(Mad Dogs & English Men)に移行することになる。その後もエリックらのデレク&ドミノス、レオン、エリックやジョージのソロ、ストーンズのツアーなどに密接に関係しあっていくことになるのだ。そのどれもが聴き逃すことの出来ないロックの至宝なのだから堪らない。

ブックオフにて購入(¥1,950)

  • CD  (2017/6/16)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label :
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