Love & Happiness : The Very Best Of / Al Green (2005)
アル・グリーン(Al Green)の2枚組ベスト盤。Music Club Deluxeは、英Demon Musicレーベルから出されている廉価で質のいいベスト選曲を2枚組で楽しめるお気に入りのシリーズ。このブログでも何度か紹介している。彼のオリジナル・アルバムはやっと最近1枚買っただけで全然詳しくないのだが、そのアルバムを気に入ったので他の曲も聴いてみたくなり購入。
そんな訳でこの選曲が妥当なものかどうか全然分からないが、2枚組というヴォリュームなので漏れも少ないだろう。彼のスウィートな歌いっぷりはどの曲でも前面に出ているが、自分が心に留めるのはやはりバックの演奏。ハウス・バンドの「The Hi Rhythm Section」は、ホッジズ・ブラザーズ(The Hodges Brothers)という3兄弟を中心に組まれたバンドだそうで、それぞれがオルガン、ベース、ギターを担当(ちなみにドラムスはMGズ<The M.G.'s>のアル・ジャクソン・Jr.<Al Jackson Jr.>が担当している曲も!)。どの曲でも派手な演奏ではなく、抑制された都会的な音が痺れるほどカッコイイ。自分の好きなハモンド・オルガンの音も1-7のように音数は少なくとも特徴的な音色。ここにまた抑え気味のラッパが加わる。このラッパ担当がメンフィス・ホーンズ(The Memphis Horns)。そう、あのスタックス・レーベルでも活躍した彼らだ。つまり60年代から続くメンフィスのソウルでは彼らの活躍が欠かせないのだ。この辺りの相関図はややこしくて自分でも把握しきれていないが、とりあえずはこの音楽に身を委ねるのみ。
オークションにて購入(¥527)
- CD (2006/2/28)
- Disc : 2
- Format: CD, Import
- Label : Music Club Deluxe