尾頭橋から熱田新田方面へ向かう「百曲街道」を自転車で走っていると行列の出来ているたこ焼き屋があった。「へェ、人気なんだなァ。」と気になったのは、街道沿いにある「吉川屋」。後から調べてみると46年目だというから長い歴史がある。次から次へと店の前に車が停まり、客が並んでいく。一旦通り過ぎるも、通る度にその後も行列は出来たままだった。午後遅い時間になって南から街道沿いを戻ってくると行列が無い。おやつ代わりに食べようと自転車を停めた。でもたまたまだったようで、自転車を停めている間に中学生と男性がもう並んでいる。後ろについた自分の後にもすぐに何組かが並んだ。スゴイ人気だ。中を見てみると焼き方は男性が3人も居て、他に女性が1人。焼き方は1人が何枚かの鉄板を担当し、焼きながら横にずれていく。こうやって延々と焼き続けているのかな。前の2人は「60個」とか「40個」とかすごい数の注文を入れている。5個から買えるようだが、自分だけ5個って言うのも恥ずかしく、見栄で10個お願いした(笑)。焼き上がった「たこ焼き」は紙で補強された経木と緑色の紙に包まれて渡された。
本当ならビールが呑みたいところだが、この後に車の運転があったので、向かいのコンビニでジャスミンティーを購入し、近くの公園へ。ベンチに腰掛け、熱々の包みを解き、爪楊枝で口に入れる。やや小振りの「たこ焼き」はソースなどは塗られておらず、素のまま。青海苔や鰹節も無し。表面はしっかりと焼かれていて出汁の効いた中はトロトロ。ふと立ち上がってくる醤油の風味もイイ。あっという間に10個食べてしまった。この近辺にはたこ焼きの専門店が点在している。そのうちのどこだったか忘れたが”名古屋伝統の醤油味”と表記がしてあったのを思い出した。今まで気にしたことがなかったが、確かに古い店のたこ焼きはソースがかかっていない店が多かったかも。するとここのたこ焼きもその伝統に忠実なのかな。こうなると検証したくなってしまう。そのうち近辺のたこ焼き屋も廻ることになるだろうナ(←面倒臭い性格)。(勘定は¥400)
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↓ 佐屋街道沿いの難読地名、五女子(ごにょうし)にある「金印わさび株式会社・本社洋館」(昭和15年以前・1940・建造◇)を再訪。先達によると元々はドイツ人宣教師宅だったそう。壁面に合わせた屋根の張り出しが素敵。
愛知県名古屋市熱田区青池2-22
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