ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

一冨士 (2) @名古屋市中区・伏見

2021年11月08日 | 名古屋(中区 老舗)

老母を御園座に連れて行った時の観劇前の食事。母は脚が悪いので歩いて行ける範囲が限られる。そこで近くの「一冨士」へ。創業は大正12年(1923)。母の牛歩に付き添いながら店の暖簾をくぐる。落ち着いた雰囲気の店内に先客はまだ1組のみ。昼に近くなると客が増えてくるが、ここは客層が良く、人が多くてもガチャガチャしないのがいい感じ。観劇の日は”ハレの日”でもあるので、ちょっと呑もうと誘う。まずはビール(プレモル中瓶)と、日本盛をどん燗(ぬる燗)で頼み、つまみは「う巻」、「きもてり」、「かしわのしもふり」、そして「香の物」をお願いした。まずはビールで乾杯して乾燥した喉を湿らせる。週に1度は母と夕食を共にする日を決めているが、彼女は酒好きなので何でも嗜む(一番好きなのはウイスキーだそう)。歳をとっても酒が呑めるのはいいことだ。

「う巻」はしっとりとした玉子焼きの中に崩れ鰻。さすがの仕上がり。味加減良く、旨い。「きもてり」はしっかりとした苦味。これも旨いナー。この辺りで酒に。「かしわのしもふり」はふわっとした口当たり。生姜醤油につけていただくが、色が淡いので白醤油でも使っているかな。各品はこちらから言わずとも皿を2つに分けてくれているのは有難い。「香の物」は、守口漬、白菜、かぶ、きゅうり、茄子などと多彩。さすが老舗の香の物。漬け加減良く、母も「これ美味しいね。」と沢山つまんでいた。これがまた酒にピッタリだ。さて、呑ませ過ぎると観劇中にイビキをかきかねないので(笑)、この辺りで母に「長焼御飯」を追加。吸物と香の物が付いている。塗りの器に並べられた長焼はたれ濃いめ。母にはご飯の量が多いので予想通りこちらに半分くらい回って来た。しっかりめの焼き(もちろん直焼き)で香ばしく旨い。さて時間なのでそろそろ勘定を。自分もイビキをかかないようにしないと(笑)。(勘定は¥7,000程)

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うなぎ ふぐ 一冨士

愛知県名古屋市中区栄2-2-7

 

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