一宮の串かつ屋「菊井カツ」へ。那古野の本店は既に閉店。今は黒川店とここに名前が残る。店に入ると先客は2組3名。それでもカウンターと、壁向きの小上がり兼テーブル席の間の通路は狭いので一杯という感じ。かろうじてそのテーブル席がひとつ空いていたので腰掛ける。氷入りのジョッキで水を持って来てくれたのは女将さん。調理場は息子夫婦だろうか。壁の品書きから「かつ丼」を単品でお願いした。電車関係のグッズが飾られている少々雑多な店内を眺めながら出来上がりを待つ。
しばらくして「かつ丼」が届けられた。たくあんが付いている。見たところこちらの「かつ丼」はご飯の上に揚げたかつを置き、上からとじ玉子をのっけた”後のせ”タイプ。東海地方の古い食堂ではよくある調理方法のかつ丼だ。かつはやや薄めで下味がしっかりと付けられている。とじ玉子はマイルドなつゆで作られている。このタイプでも、つゆが多かったり少なかったりと色々だが、こちらの量は多くないのでご飯はしっかりと白いところが残っているのがいい感じ。丼を持ちあげガツガツといただいた。ここの串かつで一杯やってみたいけれど、駅からは遠いんだよなァ…。(勘定は¥680)
以前の記事はこちら
↓ 機会があれば入ろうと思っていた近くの「花岡浴場」は残念ながら4月で廃業してしまった。コロナ禍が後押ししてしまったのか、東海地方の銭湯も廃業が相次いでいて寂しい。
↓ 訪れるまで知らなかったのだが、この近辺はかつて「花岡園」と呼ばれる遊郭だったとのこと。今は住宅街になっているが、歩いていると転業旅館やその名残りの建物が目に付く。スナックが並ぶ長屋があったりと、かつての賑わいも感じられる。ビックリしたのは日曜の昼なのに呼び込みをしている”泡の店”がいくつかあったこと(苦笑・なのであまり建物の写真が撮れなかった)。下はビジネス旅館「若竹」(建築詳細不明)◇。古い建物かどうかはよく分からないが、木枠の明かり取り窓があったりと雰囲気がある。
菊井カツ 一宮店
愛知県一宮市泉2-6-28
( 一宮 いちのみや 菊井かつ きくいかつ 菊井かつ一宮店 串カツ 串かつ 馬肉 とんかつ かつ丼 花街 三業 転業旅館 遊郭 ソープランド 赤線 )