ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Epitaph + Epitaph Volume Three & Four / King Crimson

2024年02月03日 | プログレッシヴ・ロック

 

Epitaph / King Crimson (1997)①

Epitaph Volume Three & Four / King Crimson (1997)②

1997年に発売されたキング・クリムゾン(King Crimson)の1969年のライヴ音源を集めたCD2枚組×2。当初①のタイトルが発売され、その後通販で②のタイトルを加えた4枚で発売されたとのこと。日本では②のタイトルがセパレートで発売された。自分は後追いだし、パッケージは正直どうでもいいので、安くなった日本盤の中古2タイトルをそれぞれ購入。クレジットによると①にはBBC音源、それに東西フィルモアでのライヴが収録され、②にはロンドン北西の村Plumptonで行われたフェスティヴァル、そしてシェフィールドでのライヴ音源が収録されている。サウンドボード録音もあるが、メンバーが所有してたテープやら、海賊盤を寄せ集めたものやらでも構成されているので音質は様々。でも自分はブートレグに慣れていて”耳が腐っている”のでどれも良好に聴こえる(笑)。特に①は問題無し。

自分はこの最初期のライン・ナップに思い入れが無いので、それまでに聴いたことがあったのはブートで有名だったフィルモアでのライヴ音源くらいだったが、あの名盤ファーストの前後に録音されたとあって、この内容と物量に圧倒されたファンも多かったはず。現在のようにロバート・フリップ(Robert Fripp)による完全主導ではないっていうのが最大の特徴ということになるのだろう。

1969年というとまだコンサートにおけるPA設備がやっと整い始めた頃。それでもスタジオ録音と同様の演奏力を見せるのはさすが。グレッグ・レイク(Greg Lake)の若く伸びのあるヴォーカルもいい感じ。主旋律を含めてちょっとフリーキーなサックスを吹きまくっているのはイアン・マクドナルド(Ian McDonald)だそう。まだまだこなれていないソロ・パートや、時代に依るチープなサウンドというような側面もあるにはあるが、曲の構成に関してはすでにしっかりと出来上がっている感があるので、メンバーが目指した音楽というのがデビュー前後でしっかり固まっていたというのは凄い。ま、もちろんこの後に様々な問題を抱えることになるのだが。

①ネット・ショップにて購入(¥659)

  • Label ‏ : ‎ ポニーキャニオン
  • ASIN ‏ : ‎ B00005FRL5
  • Disc ‏ : ‎ 2

②ネット・ショップにて購入(¥680)

  • Label ‏ : ‎ ポニーキャニオン
  • ASIN ‏ : ‎ B000007V5K
  • Disc ‏ : ‎ 2

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