難波の戎橋筋にある昭和20年(1945)創業の「北極」。手作りのアイスキャンデーを販売している。外国人観光客でごった返す日曜日の大阪。人混みを掻き分けて歩き、店の前へ。蒸し暑い日だったので、とりあえず1本購入してその場で食べる。間口の広くない店先には冷蔵庫が置いてあり、中にぎっしりとアイスキャンデーが入れられている。現在は全部で8種類の味。どれも美味しそうだが、この日は創業時からあるという「ミルク」「あずき」「パイン」の中から「ミルク」を購入した。
さっそく店先で食べる。アイスキャンデーの持ち手は棒が斜めに刺さっているのが特徴。HPによると持ち帰りの際にドライアイスを入れるスペースを作る為にわざとそうなっているんだとか(ちなみに持ち帰り用にドライアイスを初めて入れたのもこの店だそう)。アイスは練乳風味でしっかり甘いが、あまりべたつかない、さっぱりした味わい。かき氷の時は練乳が好きじゃないけれど、アイスの練乳風味は好きなんだよなァ。こういうアイスキャンデーが戦前からあったものなのかどうか知らないが、その頃から現代まで、数多ある氷菓子の中から選ばれてずっと親しまれているのはすごいことだ。他の味も食べてみたいけれど機会が…。催事かなんかで中部地方でも買えないかな。(勘定は¥140)
↓ 南へ下ると難波駅、高島屋の入る「南海ビルディング」(昭和7年・1932・建造)。国登録有形文化財。
大阪近代建築散歩その7 (その1、その2、その3、その4、その5、その6)。
↓ 「コニシボンド」で有名なコニシ株式会社の「小西家住宅(旧・小西儀助商店)」(明治36年・1903・建造 ※重要文化財)。この会社がアサヒビールの前身だとは知らなかった。
↓ 「三井住友銀行大阪中央支店(旧・三井銀行大阪支店)」(昭和11年・1936・建造)。イオニア式列柱に三井銀行らしさが。
↓ どの角度から見ても絵になる「高麗橋野村ビルディング」(昭和2年・1927・建造)。角の丸みといい、綺麗に塗り替えられた外壁といい、佇まいが素晴らしく、とても味わい深い建物だ。
大阪府大阪市中央区難波3-8-22
( 難波 なんば 戎橋筋 ほっきょく 手作りアイス アイスクリン 551 蓬莱 )
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