古い酒造は建物に見どころが多かったり、そもそも日本酒が大好きなのでよく訪れている。こちら愛知県一宮市の「金銀花酒造」にはずっと以前にも来たことがあるのだが、その時は店のすぐ前で地元らしき人達が酒盛りをしており(笑)、寄りつき難い雰囲気だったので見送ったことがある。ある休日に「石刀神社」の参道にある酒造を改めて訪れてみた。創業は享保年間と思われる。参道の街路樹の間に瓦屋根の店があった。奥が作業場なのだろうが中に入っていく訳にはいかず、全容はよく分からない。かなり年季が入った店の中に入ると、店の方の趣味なのか「〇沢永吉」の写真が目に付く。いつもなら酒はたいてい1升瓶で買うが、この日乗ってきた方のバイクにはサドルバッグが無いので、大きなものは持って帰られない。ちょうど定番酒の300mlの小瓶があったので味見がてら買ってみた。若奥さんに支払いをして持ち帰る。
早速開けて呑んでみる。古い酒造の定番酒なので重め甘めの口当たりだろうとは予想していたが、甘めかと思いきや想像したよりは辛口。自分好みのグッと腰の座ったやや重めの飲み口。それでも冷や(常温)でもスイスイと入っていくのはただの呑兵衛だからか。燗をつけると更に良さそうな味だ。細かい香りや酸味は…、量が少な過ぎて覚えちゃいないナ(笑)。やっぱりいくら何でももう少し呑み足さないとよく分からない。ハイ、次は1升瓶で買います。でもこちらの酒は店ではあまり見ないので、またここまで来なくちゃダメかな。(勘定は¥370)
愛知県一宮市今伊勢町馬寄字山之小路19
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