ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Speaking In Tongues / Talking Heads

2019年06月06日 | エイティーズ

Speaking In Tongues / Talking Heads (1983)

1983年発売のトーキング・ヘッズ(Talking Heads)5枚目のオリジナル・アルバム。トーキング・ヘッズに関しては、高校生くらいの時にこの後の「Little Creatures」をアナログ輸入盤で(まだ当時は輸入盤に抵抗があったので初めて買った輸入盤だったかも)、それにアメリカで買った名盤「Remain In Light」のカセットテープ(!)を持っていた。その後ニューヨーク・パンクの後追いの流れでファーストをアナログで購入。このアルバムの後のタイミングだったライヴ映画「Stop Making Sence」のVHSビデオも持っていたはず。CDのベスト盤は何種類も持っているが、最近またちょっと聴き出して過去のオリジナル・アルバムをCDで購入している。

オリジナル・アナログ盤はラウシェンバーグ(Robert Rauschenberg)がデザインした特殊ジャケで発売された。そういえば昔それがよく中古盤屋の壁に飾ってあったなァ(興味が無かったので値段は知らない)。プロデュースはそれまでのイーノ(Brian Eno)からバンド自身に代わっている。それ故か、前作までにあったアヴァンギャルドな感じは抑えられ、ポップ。もちろんMTV時代ど真ん中なのでPVの印象も強いのだが。おおよそハズレの無い彼らの作品だが、このアルバムもしっかり完成度は高い。

オークションにて購入(¥330)

  • CD  (1987/6/17)
  • Disc : 1
  • Format: CD, インポート
  • Label : Warner Bros / Wea
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コクウ珈琲 (3) @岐阜県美濃加茂市

2019年06月06日 | 岐阜県(中濃)

コーヒー豆を買いに美濃加茂市太田町の「コクウ珈琲」へ。中山道太田宿の街道沿いにあり、建物は昔の郵便局。この日はコーヒー豆だけと決めていたので主人が作業するカウンターの前へ行って、並んだ袋入りのコーヒー豆を吟味。豆のブレンドや、ロースト具合でマイルドな味わいのものから順に並んでいるようで、どれにしようか迷ったが、いつもつい中庸な物ばかり買ってしまいがちなので、振り切ったものを買ってみようと一番右端にあった「インド」を手に取る。主人が「苦いの大丈夫ですか?」とわざわざ声を掛けてきたので相当苦いのだろう。「ハイ、大丈夫です。」と適当に返事をして購入した(笑)。

家に帰ってから袋を開けてみる。見るからにローストした豆の色が濃く、”漆黒”といっていい(苦笑)。強い艶もある。ガリガリと挽いただけで強い焙煎香がキッチンに拡がった。いつも挽く量は適当なのだが、ドリップペーパーに落としてお湯を注いでいく。ぶわっと膨らんだ粉から落ちたコーヒーの色は普段よりも少し濃いくらいだが、やっぱり(焦げの)香りが強い。すすってみると…ガツンッとくる押しの強さ。目が覚めた(笑)。なるほどこういうことか。ブラックでしか飲まないので胃がもたれないか心配になるが、これはこれで面白い。この豆を約200g飲み切る頃にはどう感じているだろう。(勘定は¥1,100)

以前の記事はこちらこちら

コクウ珈琲

岐阜県美濃加茂市太田本町1-7-1

 

( 美濃加茂 みのかも 太田宿 おおたじゅく 中仙道 中山道 コクウコーヒー cocu coffee 挽き売り 焙煎 自家焙煎 近代建築 旧太田郵便局 )

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かまた @岐阜県岐阜市 (2)

2019年06月05日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

休日の昼過ぎに洋食喫茶「かまた」へ。ランチタイムをとうに過ぎた時間とあって客席はまばらでちょっと落ち着いた時間。赤いベロアの椅子のテーブル席に腰掛ける。バス移動だったのでビールをお願いした。メニューは眺めていたが、注文は入る前から決まっていた「鉄板ナポリタン」。ビールは先に持って来てもらった。まだぎりぎりランチの時間だったようで生野菜のサラダが付いてくる。スーパードライの中瓶で喉を潤しながら、ゴマドレのかかったトマト、きゅうり、千切りキャベツをつついて出来上がりを待つ。

しばらくして熱々の湯気と共に「鉄板ナポリタン」が登場。こちらの鉄板は丸い形。鉄板の中心部にこんもりと盛られたスパゲッティーのてっぺんには縦半分にカットされた2本分の赤ウインナーがのっている。周囲はたっぷりの玉子液の海。さすが”岐阜の玉子マスター”(勝手にそう呼んでいる)の主人の調理だけあってふわりと仕上がっていて、厚みもあるのでまだ固まっていないところがある(←コレ重要)。急いで太めのスパゲティーに絡めながら至福のひと口を口の中へ。何を食べても旨い店だが「鉄板スパゲティー」もやっぱり旨い。味付けのバランスがいいんだなァ。高温で”熱傷深度Ⅰ度”(ウソ)の口中を冷たいビールで応急手当しながら食べ進む。後半はパルメザンチーズやタバスコで味を変化させつつ綺麗に平らげた。日曜は夕方で閉まってしまうので夜に訪れるのが難しいが、次は「かつ丼」か「カツカレー」かな。(勘定は¥1,300程)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4)(5)(6

旧店舗の記事はこちら (1)(2

 

洋食喫茶 かまた

岐阜県岐阜市神田町6-16

 

( 岐阜 ぎふ かまた レストランかまた コーヒーかまた 喫茶かまた 老舗 移転 洋食 オムライス 玉子サンド 厚焼き玉子サンド 珈琲 喫茶 ランチ )

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かぶと (2) @名古屋市中村区・名駅

2019年06月04日 | 名古屋(中村区・西区)

名駅でのちょっとした時間合わせで1時間程の空きが出来たので、久しぶりにガード下の居酒屋「かぶと」へ。店の戸を開けるとほぼ満席の盛況ぶり。見た感じサラリーマンがほとんど。変形のL字カウンターの店だが、角の1席だけ空いていたのでそこに座らせてもらう。年配のご夫婦でやっていらっしゃるがもちろん大忙し。隙を見て主人に生酛の「大七」を”ひや”でお願いする。こちら日本酒はどの銘柄でも550円。桝に入ったコップで少しだけこぼしてくれる。あまり時間が無いので簡単なものをと、目の前のおでん鍋を覗き込んで「赤棒」と「厚揚げ」をお願いする。

「赤棒」は東海地方ではお馴染みのおでんダネ。魚のすり身を揚げているので”はんぺん”(←さつま揚げのこと。ここで東海地方出身者がばれる・笑)だが、着色してあり実際のところ赤というよりはビビッドなピンク色。これ他所の土地の人が見たらなぜこの色を茶色の鍋の中に入れるのかとビックリするんだろうなァ。こちらのおでんは味噌ではなく、やや濃いめの出汁つゆの”関東煮”。「赤棒」自体は決して風味高いものではないので(どちらかというと価格も安い)、あくまでもおでん種として使われていることがほとんど。「赤棒」にも「厚揚げ」にもしっかりと出汁が滲みて旨い。辛子をつけていただいた。まだエンジンがかかったばかりだけれど、ここでタイムアップ。次はしっかりと腰を落ち着けて。(勘定は¥1,080)

以前の記事はこちら

 かぶと

愛知県名古屋市中村区名駅1-3-7

 

( 名古屋 なごや 名駅 めいえき かぶと 居酒屋 酒場 ガード下 酒 おでん あかぼう 名古屋かまぼこ 大矢蒲鉾店 )

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新京本店 (2) @愛知県一宮市 (※閉店)

2019年06月03日 | 愛知県(尾張)

愛知県と岐阜県を中心に点在する”ベトコンラーメン”で有名な「新京」の総本山、一宮本店へ。店の前に立つと、昼時でしかも駐車場はいっぱいなのにも関わらず、”準備中”の札。けれど中は人が大勢居る気配がしたのでドアを開けてみると古びた店内は満席の盛況。普通に「いらっしゃいませー。」と言われたので札をひっくり返すのを忘れていただけだったようだ(笑)。2人程待ちが出ていたので中の待ち席で待機。ところが少し経って自分の後から店に入ってきた2人客が自分の前の2人の所にしれっと合流して「ごめん、遅くなって。」かなんか言っている。店の「次のお客様は?」の問いに「4人。」…って違うだろっといういつもの釈然としない流れ(←心が狭い)。おまけに2つ席が空いたら自分の後客2人から先に埋められてしまった…(もちろんそれには了解したのだが…)。不運。食べるのが遅い人ばかりだったのでひとしきり待って、やっとカウンターの隅に着席。待っている間に「Aランチ」「国士無双」「ベトコン焼そば」で迷い倒して、結局「ベトコン焼そば」を注文した。

壁にはなぜかビートルズ(The Beatles)のルーフトップのポスターが(主人がファンなのかな?)。他に貼ってあった紙には「ベトコンラーメン」の誕生について、”平田橋にあった新京に「味仙」の主人が客として来ていてインスピレーションを受けた”みたいな事が書いてあったけれど、本当かな。ここはベトコンのネーミングもいいかげんな説を流していたしなァ…(笑)。(※参照

しばらくして大きな平皿に盛られた「ベトコン焼そば」が登場。たっぷりのヘッド(具材の部分)は、キャベツ、もやし、タケノコ、イカげそ、豚肉、そして大量の唐辛子と、肝心のニンニクが9かけも(家人よ、スマン)。野菜類はクタクタに、ニンニクは軟らかくなっていて、やや汁気が多めの焼そば。麺はコシのある黄色い麺。これはラーメンと共通だろうか。箸でヘッドごと麺を引きずり出し、ガツンとした味付けの焼そばをワシワシと掻き込んでいく。もちろんニンニクも全て胃の腑へ。想像通りの味付けだったが、想像通り旨かった。(勘定は¥1,050)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 店と同じ通りの並びにある建物(建築詳細不明)。木枠の窓はもちろん、腰壁のタイルや面格子、玄関灯などが時代を感じさせる。

↓ すぐ近くの高架脇に何だか不思議な様式の建物を発見(建築詳細不明)。反り上がった屋根はちょっと中国風にも感じるし、壁面の意匠などを見ると戦前とかにありそうな雰囲気。敷地内の離れのように建っていて玄関口は見えなかったが、普通の住居のような感じがしない。

 

 


 

ベトコンラーメン本舗 新京

愛知県一宮市松島町5

※閉店されたそうです(令和4年現在)

 

( 一宮 いちのみや 新京本店 しんきょう しんきょうほんてん 一宮新京 ベトコン ベトコンラーメン ベトナム戦争 南ベトナム解放民族戦線 ベトナムコンサン 近代建築 )

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The Best Of Black Sabbath / Black Sabbath

2019年06月02日 | ハードロック・へヴィーメタル

The Best Of Black Sabbath / Black Sabbath (2000)

2000年に発売されたブラック・サバス(Black Sabbath)のベスト盤2枚組。2000年頃はリユニオン期だったのでそれに伴って発売されたものだろう。レーベルはベスト物では定評のある英・Sanctuary Records。1枚目が初期3枚のアルバムからだけで選曲されているといういのが特徴的。2枚目は14、15がロニー・ジェームス・ディオ(Ronnie James Dio)、16がイアン・ギラン(Ian Gillan)のヴォーカル曲で、それ以外は全部オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)のヴォーカル曲。自分が持っているのは初期数枚のオリジナル・アルバムと、昔出たベストCDぐらい。やはり初期の曲群は音数は多くないのにインパクトが強いので、個人的には1枚目の選曲にも納得。

小学生か中学生の頃、某ローカルテレビ局で夕方の番組の空き時間に洋楽のPVを流すことがあって、最初に彼らを見たのはそこで流れていたPVだったと思う(それともレンタルビデオだったかな…)。初期の映像だが、音はへヴィーなのにオジーは普通のシャツに地味なジャンパーを着ていて、今いわゆる”ハード・ロック”、”へヴィー・メタル”から連想するイメージとは程遠く、それが逆に印象に残っていた。オジーのソロにはあまり興味が沸かず、ほとんど聞いていない。それでも70年代のライヴ音源はいくつも持っていたので、独特な音色でへヴィーなトニー・アイオミ(Tony Iommi)のギターや、オジーの独特なヴォーカル、バンドのダークな雰囲気は魅力的だった。これを機に70年代半ば以降のアルバムも聴いてみようかな。

オークションにて購入(¥630)

  • CD  (2000/7/25)
  • Disc : 2
  • Format:Original Recording Remastered, Import
  • Label: Sanctuary UK
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天ひろ @名古屋市北区・上飯田

2019年06月02日 | 名古屋(東区・北区)

上飯田の天ぷら店「天ひろ」へ。人気だとは聞いていたが、開店してすぐの時間にも関わらず店の前には何人もの行列が。日差しもきついし、これは堪らないと出直すことにした。用事を済ませた後、もう午後1時を過ぎていたのでさすがに大丈夫だろうと再度店に向かうもまだ数人の待ちが。普段もそうなのか知らないけれどすごい人気なんだなァ。とりあえず待ちの数は少なかったので名前を書いて木陰で待機。少しして呼ばれたので店内へ。変形のL字カウンターの端に着席。この他にテーブルが2つほどあるが、カウンターも6席程なので思ったよりこじんまりとした店だった。外に出ていた品書きで決めていた「天丼ランチ」をお願いする。この日の外気温は高かったので、ついビールを追加で注文。喉を潤して待つ。

しばらくして出された「天丼ランチ」は、丼ぶりと小鉢、漬物、味噌汁というラインナップ。これに後からデザートが付くらしい。何はなくとも天丼からがっつく。タネは海老が2本、キス、茄子、かぼちゃ、海苔といったところ。濃いめのたれが後がけになったタイプ。最近はつゆに漬けたり煮込んだりしないこういう天丼が多い。天ぷらの具合はなかなかいいが、かかったたれがちょっと多く、下のご飯に白い所が見つからないほど。もちろん底にはたれが溜まっている。味も甘めなのでちょっと自分にはバランスが悪い。小鉢のきんぴらごぼうもかなり甘めの味付けだったのでそういう傾向なのかも。他の客が食べていた「天ぷらランチ」は2度に分けて揚げていて、天つゆで食べるものだったので、あちらにすれば良かったかな。漬物と濃いめのあさりの味噌汁、それに最後のシャーベットで口直し。次は「天ぷらランチ」か、夜に。(勘定は¥1,600程)

 

天ぷら・天丼 天ひろ

愛知県名古屋市北区上飯田西町2-21

 

( 名古屋 なごや 上飯田 かみいいだ てんひろ 天婦羅 天麩羅 ランチ 天ぷら定食 )

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みのかも金蝶堂 @岐阜県美濃加茂市

2019年06月01日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県美濃加茂市のJR美濃太田駅近くにある和菓子屋「みのかも金蝶堂」へ。創業は昭和35年(1960)と比較新しい。以前はごく普通の和菓子屋らしい店舗だったが、すぐ近くに移転して駐車場完備のモダンな店に生まれ変わっていた。ガラス張りの洒落た店の中を覗くと、数は多くないが色々な菓子が並んでいる。”金蝶”と名乗るくらいなので、やはり大垣のどれかの店に関係しているのだろう(そういえば最近郭町の「金蝶堂総本店」が倒産廃業してしまった…)。もちろんこちらにも酒蒸し饅頭(金蝶饅頭)がラインナップされている。購入したのはその「金蝶饅頭」と「中仙道宿場町」、「よもぎ餅」、「桜餅」の4種類。

家に帰って嫁と分ける。「金蝶饅頭」は滑らかなこし餡。店毎の差異を指摘出来るほど食べていないが、シンプルなので実際のところ、どこもあんまり変わらないような感じ(絶対言い当てられないだろうなァ)。「中仙道宿場町」は艶のある茶色い皮の饅頭。皮の風味は強くない。「よもぎ餅」は手に取るとくっついてしまうくらいの粘度がある餅皮が特徴。よもぎの青くさい風味も良く、旨い。「桜餅」は特に他所と変わったところは無いが、ほのかな酸味がある季節の味(訪問4月)。どれも美味しくいただいた。(勘定は¥700程)

 

御菓子処 みのかも金蝶堂

岐阜県美濃加茂市太田町2601-1

 

( 美濃加茂 みのかも 美濃太田駅 みのおおたえき きんちょうどう 美濃加茂金蝶堂 金蝶まんじゅう きんちょうまんじゅう 酒蒸し饅頭 酒種 和菓子 )

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