ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

酒肆 蘭燈 @名古屋市千種区・今池

2019年06月09日 | 名古屋(千種区・守山区)

今池のオーセンティック・バー「酒肆・蘭燈(しゅしらんたん)」へ。大抵バーは外から中が見えないので初訪で扉を開けるのは緊張するものだが、こちらは路地に面していて小窓があり、ウイスキーのミニチュア瓶が並ぶ向こうから明かりが漏れていて、それだけでちょっと安心出来る。中に入ると奥にカウンターがあり、テーブルがひとつとスツールの席がひとつだけなので空間は思ったよりゆったり。口開けの時間に合わせて行ったので先客は無し。腰を下ろしてまずは「ジントニック」をお願いする。振り子時計の音だけが聞こえて落ち着いた雰囲気。主人はまだ若いようなので先代から引き継いだのかな。店を錦で始めて40年、こちら今池に移って15年だそうだ。普段家でも使っている「BEEFEATER」のジンなのに、店で作ってもらうと何でこうも旨いのだろう(笑)。

次は「モスコミュール」を追加。そしてこちらの名物「カツサンド」が出来るかどうか訊いてみると「少し時間をいただきますが。」との事だったのでお願いする。バーテンダーが1人の店では混み合った時間には料理が頼みづらかったりするので(こちらにもそういう旨の貼紙がある)、実はこのカツサンドを食べるためにわざわざ口開けの時間を狙ったのだった。こちらの「モスコミュール」はグラスで提供された。それで口を湿らせながら主人の丁寧な調理を眺める。主人に”酒肆(しゅし)”ってどういう意味なんですかと尋ねると、酒を売ったり飲ませたりする店のことを言うのだそう。知りませんでした。

そしてジュー、チリチリ、ザクッといい音をさせて待望の「カツサンド」登場。たしかカットは3つ。しっかりとしたヴォリュームだ。少し辛子も効いたカツサンドに大口を開けてかぶりつく。ソースたっぷりめで千切りキャベツも挟んである。薄衣のカツは脂身の部分もあって肉厚。うーん、旨いナー。これはたまらん。カツの歯切れがいいのもイイ(バーではこれも大事)。慌てて「ハイボール」を追加。ウイスキーはブラックニッカのリッチブレンド。旨いカツサンドと旨いハイボール…、至福。カツサンドを綺麗に平らげるとお腹の満足度も充分。この辺りで勘定をしてもらった。呑んで食べたのに値段も安くてビックリ。(勘定は¥4,350)

 

酒肆 蘭燈

愛知県名古屋市千種区今池5-8-7

 

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