On Every Street / Dire Straits (1991)
ダイアー・ストレイツ(Dire Straits)の6枚目のスタジオ・アルバム。世界的に大ヒットした「Brothers In Arms」の後に一度解散を発表したそうなので(知らなかった)、この作品は正確には再結成アルバムということになる。このアルバム・ジャケットに全然覚えが無かったので調べてみると、やはり評判が高かったということはなく、批評家の評価も低かったらしい。それでもマーク・ノップラー(Mark Knopfler)自身は気に入っていたのだとか。このアルバム発表後のツアーが「On The Night」というライヴ・アルバムとして発表されている。自分はそのアルバムを持っているが、そういう時系列で発表されたという事は全然知らなかった。
呟くようなマーク・ノップラーのヴォーカルは相変わらず。流麗な彼のギターも派手に立ち回るような音ではないので、あくまで出しゃばらないで静かに進行する。それでもここぞという時のギターはやっぱり素敵。真骨頂ともいえる02のような”静”の曲や、05のような”動”の曲では彼ららしさがしっかりと味わえる(08ではちょっと過去の栄光への色気が出ているが・笑)。他の曲もヒットしそうな曲は無いし(結果論だけれど)、アートワークにも全く魅力が感じられないが、なんの佳曲揃いでこんなにいいアルバムだとは正直思わなかった。
オークションにて購入(¥490)
- CD (1996/6/4)
- Disc : 1
- Format: CD, Import
- Label : Vertigo