A Ass Pocket Of Whiskey / R.L. Burnside (1996)
以前に英音楽雑誌「MOJO」の付録CDで初めて聴いてぶっ飛んだR.L.バーンサイド(R.L. Burnside)の、付録CDに入っていた曲を含む1996年発売のアルバムを購入。このアルバムの製作には当時注目されていたジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン(Jon Spencer Blues Explosion, 以下JSBX)が関わっていて、5曲を共作していて、演奏も彼らが担当している。自分はR.L.バーンサイドがどういう人物で、ブルーズ界でどういう立ち位置のアーティストか全然知らなかったのだが、60~90年代まではパート・タイム・ミュージシャンとして働いていたようで、デビューは随分と遅く80年代に入ってからのようだ。このアルバム当時で70歳。
アルバム全般で、当時洋楽に詳しくてクールな人はみんな持っていたJSBXの「Orange」(’94)(←もちろん持っている)と同じテイストの演奏が繰り広げられている。つまりぶっといギターと即興に近いブギー・スタイルの、ジョン・リー(John Lee Hooker)を思わせるようなブルーズ。どういう経緯で一緒にやることになったのか知らないが、JSBXの音楽を聴いてピッタリだと思って引き合わせた人が居たのかな。それともJSBXの方から…。R.L.バーンサイドは歳はとっているがいきいきとしていて、演奏途中でのジョンらとの掛け合いも”らしい”。ド迫力のヴォーカルが太いギターの音に負けていない。当時の写真を見ると野球帽を被ってヨタヨタのジャンパーを着たその辺のオッサンなのだが…。彼の少し前の音源を探してみたのだが、音楽スタイルはずっと一貫していたようだ。カッコイイ。
オークションにて購入(¥522)
- CD (1996/6/25)
- Disc : 1
- Format: Import
- Label : Matador Records