ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

A Ass Pocket Of Whiskey / R.L. Burnside

2019年06月26日 | ブルーズ

A Ass Pocket Of Whiskey / R.L. Burnside (1996)

以前に英音楽雑誌「MOJO」の付録CDで初めて聴いてぶっ飛んだR.L.バーンサイド(R.L. Burnside)の、付録CDに入っていた曲を含む1996年発売のアルバムを購入。このアルバムの製作には当時注目されていたジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン(Jon Spencer Blues Explosion, 以下JSBX)が関わっていて、5曲を共作していて、演奏も彼らが担当している。自分はR.L.バーンサイドがどういう人物で、ブルーズ界でどういう立ち位置のアーティストか全然知らなかったのだが、60~90年代まではパート・タイム・ミュージシャンとして働いていたようで、デビューは随分と遅く80年代に入ってからのようだ。このアルバム当時で70歳。

アルバム全般で、当時洋楽に詳しくてクールな人はみんな持っていたJSBXの「Orange」(’94)(←もちろん持っている)と同じテイストの演奏が繰り広げられている。つまりぶっといギターと即興に近いブギー・スタイルの、ジョン・リー(John Lee Hooker)を思わせるようなブルーズ。どういう経緯で一緒にやることになったのか知らないが、JSBXの音楽を聴いてピッタリだと思って引き合わせた人が居たのかな。それともJSBXの方から…。R.L.バーンサイドは歳はとっているがいきいきとしていて、演奏途中でのジョンらとの掛け合いも”らしい”。ド迫力のヴォーカルが太いギターの音に負けていない。当時の写真を見ると野球帽を被ってヨタヨタのジャンパーを着たその辺のオッサンなのだが…。彼の少し前の音源を探してみたのだが、音楽スタイルはずっと一貫していたようだ。カッコイイ。

オークションにて購入(¥522)

 

  • CD  (1996/6/25)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Matador Records
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風見鶏 @岐阜県可児郡御嵩町

2019年06月26日 | 岐阜県(中濃)

蕎麦をいただいた御嵩町の「千風」に行った際に、すぐ近くの道中にあったログハウスのパン・喫茶の店「風見鶏」。店を構えてから20年近く経っているそうだ。蕎麦といなりひとつだけでは少なかったので帰りに寄ってみた。広い敷地の全てがここのものかどうかは知らないが、ウッドデッキやログで作ったブランコのある庭があり、とても開放的。山の上なのでその向こうにはどうしたって新緑が目に入る。借景にしたって贅沢な土地だ。中に入ると手前にパンが並んでいて、奥にカウンターやテーブル席がある。パンは甘い菓子パンや惣菜パンが多い。適当にトレイにのせて、奥で「こちらでいただきたいのですが。」とお願いすると飲物の注文を取ってくれた。何組かが店を出た後のようで空いていたので、外に座っても良かったのだが、オッサン1人で外っていうのも気恥ずかしいので中のテーブルに腰を下ろす(笑)。

年配の主人がサイフォンで淹れた「レギュラー珈琲」と、皿に盛られたパンが置かれる。自分で選んだパンは「オレンジチョコパン」と「ベリーのきもち」というおやつ代わりのパン。コーヒーにはラスクも付いてきた。コーヒーにはしっかりとした苦味が感じられる。甘いパンを選んだのでちょうどいい。「オレンジチョコパン」の中には粒のチョコやオレンジピール(多分)が入っている。ほんのり香る柑橘が旨い。自分はチョコとオレンジピールの組み合わせに弱いのだ(小学生の頃はロッテの「ジャフィー」というビスケットが大好物でした)。もう1つの「ベリーのきもち」〔ママ〕(苦笑)は丸いパンの真ん中に甘いチョコクリームとラズベリージャムという組み合わせ。どちらも味が濃い。なぜかラスクはガーリック風味。コーヒーはスタンド付きのガラスボールのまま出てきているので、ゆっくりとカップに移しながら楽しんだ。網戸から入ってくる爽やかな新緑の風を感じながら、オッサン1人で佇む…。季節ごとに違った風景が楽しめそう。(勘定は¥750)

 


 

↓ ハーフティンバー様式風にも見える名鉄の「御嵩駅」(昭和27年・1952・建造)。現在は無人駅。終点駅ってホームに独特の雰囲気があって好き。

↓ 御嵩宿の街道沿いにあった古い建物(建築詳細不明)。2階の様子から見ると随分と古い建物のようだ。宿場町の建物なので旅籠か何かだったろうか。現役なのがスゴイ。

 ↓ 「中仙道みたけ館」の駐車場に無防備に置かれていた大正時代の消防ポンプ車。もちろん車輪は木製。ブリキの部分に綺麗な装飾塗装がある。このまま朽ち果てていくのかな…。

 

 


 

風見鶏

岐阜県可児郡御嵩町上之郷6344-9

 

( 御嵩 みたけ かざみどり 喫茶 カフェ パン 菓子パン 総菜パン モーニング 近代建築 みたけじゅく 名古屋鉄道 広見線 中山道 中仙道 ) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする