八百津で見逃していた近代建築を訪問した時に、神社前の駐車場にバイクを停めると「三勝屋」に”予約の為午後1時から営業する”旨の貼紙があった。ここはこういう事がよくある。店の前で戸惑っている人は遠くから来た人だろうか。建築を愛でた後に店に戻るとちょうど店の人が暖簾を掛ける所だった。何か軽く食べようかなと店に入るとすでに満席(汗)。以前自分も遇ったことがある”フライング入店”だろう。テーブル席で相席を案内されたので先客に声をかけて座らせてもらう。この日の給仕は若い(といっても名物お母さんと比べてという意味だが)夫婦と思しき方達。息子さんだろうか。注文はかねてから心に留まっていた「支度(したく)」。「支度下さい。」とお願いすると、給仕男性がびっくりした顔で「えっと、”支度”って魚とご飯だけやけど…。」と困惑顔。「ハイ、知ってます。」と無事に注文が通った(※以前お母さんに「ご飯とおかずだけやけど、もう”支度”が出来とるっていう意味やわ。」と教えてもらっていたのだ。
もちろん先客をさしおいてすぐに「支度」が配膳された。本当に煮魚とご飯と漬物(たくあんとしば漬け)のみ。魚は色も味付けもかなり濃いめ。醤油の他に味噌も使ってあるかな。かなり身が厚い。土地柄川魚かなと思っていたけれど、これは鯖かな? 濃くて味でも姿でもよく分からない(笑・訊くの忘れた)。ご飯のすすむ味付けだが、肝心のご飯の調子があまり良くない。水分が多く軟らかく崩れてしまっていて残念。品書きに「煮魚定食」っていうのがあるが、それだと100円アップなので汁が付くのだろう。どちらにしてもこの内容ではちょっと高く感じてしまうかな…。でも「パーコー」などを頼んだ人達を尻目にさっさと食べ終わることは出来た。(勘定は¥680)
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↓ 八百津の街中の交差点に建つ建物(建築詳細不明)◇。この辺りはちょっと寂れてしまっているが、銀行もあるし昔はメインの通りのひとつだったに違いない。
お食事処 三勝屋
岐阜県加茂郡八百津町八百津4118-1
( 八百津 やおつ 三勝屋 さんかつや パーコー 百年食堂 大衆食堂 麺類食堂 老舗食堂 洋食 ラーメン 中華そば にっぽん全国百年食堂 椎名誠 近代建築 )