ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

へそまがりラーメン (2) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2021年10月16日 | 岐阜県(岐阜)

以前にコメント欄で岐阜市岩田のラーメン屋「へそまがり」が移転の為に休業することを教えてもらったのだが、その翌日に計ったように店の前を通る用事が出来たので、時間を合わせて昼食に寄ってみた(訪問9月)。駐車場にはすんなり停められたが店内はほぼ満席の盛況ぶり。ちょうどカウンターが1人空いていたけれど、自分の後客は待ちになるほどだった。カウンター席にはパーティションが設置されており、先客が去った後はそのパーティションまで全部消毒液で拭く徹底ぶり。ご苦労様です。注文したのは「スタミナタンタン」と「どてめし」。

まずは大きめの飯碗にごはんが盛られ、その上から深型のホットプレートに温めてあるどてがかけられた。上に刻みネギを散らして完成。すじ肉の量は多くないが、自分は丼物の時にあまりつゆが沢山かかっているより白飯が見えている位の方が好きなのでちょうど良い。味濃く旨い。途中で少しだけ一味唐辛子を足していただく。次に「スタミナタンタン」が登場。こちらで普通の”タンタン”以外を注文するのは初めてかも。うっかり”スタミナ”で頼んだが、生にんにくとにんにくチップがたっぷり。考えなかった自分が悪いが、この後の用事大丈夫かな?。ま、マスクがあるからヨシとしよう(笑)。水面には、チャーシュー、コーン、ネギ、海苔、貝割れ大根。麺は他のラーメンと同じもののよう。これも一応辛い部類のラーメンだが、味噌ベースで辛さは強くないので飲めてしまう程度。コーンをすくいながらつい飲んでしまうが、さすがに全部飲み干すのは止めておいた。(勘定は¥1,300)

※令和3年9月を以て閉店、12月に市役所近くに移転して営業するとのことです

以前の記事はこちら

 

へそまがりラーメン (ラーメンへそまがり)

 岐阜県岐阜市岩田西1-860

 

( 岐阜 ぎふ へそまがり 担々麺 タンタン麺 ちょいタン 辛みそラーメン 辛味噌ラーメン ラーメン ダンダンミェン 移転 休業 )

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Dancing In Berlin / Berlin

2021年10月15日 | エイティーズ

Dancing In Berlin / Berlin (1987)

80年代にエレクトリック・ポップで活躍したベルリン(Berlin)。英国出身バンド全盛の中で気を吐いたアメリカ人によるバンド。紅一点でヴォーカルのテリー・ナン(Terry Nunn)にコケティッシュな魅力があった。歌詞はあからさまにセックスを歌った曲が多く際どく、その名も「Sex (I'm a...)」という曲もあった。自分が彼女らを知ったのはその曲のPVか、テレビ放送された「US Festival」でのライヴ映像(1曲のみ)を見たのが最初だと思う。ただ当時彼女らのアルバムは地元の小さなレコード屋にはもちろん置いてなく、自分は84年に発売された「Love Life」を先に買って、82年の「Pleasure Victim」はその後にアメリカでカセット・テープ(!)で購入した(←まだ持っている)。彼女らの大ヒット曲といえば映画「Top Gun」の主題歌だった「Take My Breath Away」だが、もうその頃には自分の興味は失せていて…。

こちらはそんな彼女らの代表曲の別ヴァージョンを集めた企画盤CD(収録曲は下に記載)。これ、元々アナログで発売された日本独自企画だったようだ(全然知らなかった)。全て当時のままのヴァージョン。自分は80年代に多くのアーティストが足をつっこんだ12インチ・シングルの別ヴァージョン(当初はロング・ヴァージョンが多かった)が大好きだったので、これらの曲も一部はコンピ盤などで聴いていたが、CDで発売されていたとは知らなかった。聴きまくった楽曲のロング・ヴァージョンやダンス・リミックス。懐かしい。この頃はまだ原曲のイメージをそのまま残したアレンジが多かったので、聴き慣れた楽曲の改変が面白くてハマったなァ。色んなアーティストの”ヴァージョン”を集めたものだが、当時12インチ・シングルは¥1,200~2,000くらいだったので、ガキの小遣いでよく買えていたものだ。80年代も半ば過ぎになると原曲の雰囲気を留めていない突拍子もないヴァージョンが増えてしまい、自分の興味も薄らいだ。

01 Masquerade (Extended Version)
02 Like Flames (Extended Version)
03 Sex (I'm A...) (Long Version)
04 Dancing In Berlin (Dance Re-Mix)
05 You Don't Know (Extended Re-Mix)
06 The Metro (Re-Mix)
06 No More Words (Dance Re-Mix)

ネットにて購入(¥580)

  • Label ‏ : ‎ Mercury
  • ASIN ‏ : ‎ B005IF3982
  • Disc ‏ : ‎ 1
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栄屋 (4) @岐阜県関市 (※閉店)

2021年10月15日 | 岐阜県(中濃)

毎年この時期になると寄ることが多い岐阜県関市の小さな大衆食堂「栄屋」。まだまだ残暑厳しいある土曜日に訪問した(訪問8月末)。土曜日だったから珍しく常連客の姿が無い。カウンター席に座り、壁にある品書きとは別に表に貼ってあった「冷し中華」をお願いした。すぐに女将さんの調理が始まる。AMラジオの音声がBGM。カウンターの上に「焼飯」が4つも並んでいる。ラップがかけてあるので出前もするのかなと思っていたら、家族連れが取りに来た。たぶん近所の方だろう。物腰優しい女将さんと言葉を交わして、子供もお手伝い。仲良く帰っていった。

しばらくして「お待たせしました。」と大きめの平皿に盛られた「冷し中華」が完成。麺の上には、ハム、きゅうり、わかめ、レタス、トマト、紅生姜と色とりどり。脇にはリンゴとオレンジも付いている。味とは関係なしにこういうのを付けようという気持ちが嬉しい。トマトとレタスには最初からマヨネーズがかけられている家庭仕様。練り辛子はチューブ・ボトルごと置いてくれた。さっそく麺を引き出して啜る。細縮れ麺。つゆは酸味が強め。暑い日にはちょうどいい塩梅だ。旨いなァ。具材と麺を一緒に挟みながら食べていった。あっという間に食べ切ってしまい、他の品を追加しようか一瞬考えたが、自重。勘定してもらった。(勘定は¥730)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

大衆食堂 栄屋

岐阜県関市栄町1-8

※令和4年12月28日を以って閉店されました

 

( 関 せき さかえや さかえ屋 大衆食堂 麺類食堂 ランチ 洋食 ラーメン 丼物 定食 冷やし中華 美濃町線 名鉄美濃町線 新関駅 廃駅 廃線 本町通商店街 閉店 廃業)

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まつ若 (3) @岐阜県岐阜市

2021年10月14日 | 岐阜県(岐阜)

台風が来ると予報されていたある日、口開けの時間に岐阜市青柳町の麺類食堂「まつ若」へ(訪問8月)。隣の小さな駐車場に車を突っ込んで暖簾をくぐった。店の入口横には麺打ち場がある。まだ店内は準備段階。主人が水を置いてくれた。蒸し暑い日だったので「冷やしたぬきうどん」をお願いする。調理を担当する息子(たぶん)が麺を茹で始める。

しばらくして運ばれた「冷やしたぬきうどん」はつゆが多め。色は濃くない。まずはちょっとつゆから。かえしは弱めで出汁感強め。水面に配置された刻みネギ、刻み海苔、揚げ玉、青菜をかき分けてうどんを手繰る。こういう食堂には珍しくしっかりとコシのある麺。旨いなァ。啜った時に揚げ玉も一緒に吸い込んでしまい、むせた。絶対これやっちゃうんだよね。つゆの風味を楽しみながらうどんを啜る。途中で別皿にのせられていたすり生姜を少しだけ足してみた。風味が変わってこれもいい感じ。でもつゆ全体が生姜に侵されないよう気を付ける。麺量は少なめなのであっという間に食べ切ってしまう。喉に気持ちがいいのでついつゆを全部飲み干してしまった。次は丼物の「木の葉丼」か、「天玉丼」にしてみようかな。(勘定は¥470)

以前の記事はこちらこちら

手打めん処 まつ若

岐阜県岐阜市青柳町4-7

 

( 岐阜 ぎふ まつわか 麺類食堂 大衆食堂 うどん そば 中華そば 洋食 丼物 味噌煮込みうどん 手打ち てうち 通し営業 )

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河文 @名古屋市中区・丸の内

2021年10月13日 | 名古屋(中区 老舗)

清須越しで名古屋に移り住んだ河内屋文左衛門が棒振りの魚屋として創業し、400年もの歴史を持つ名古屋を代表する料亭「河文」。以前に茶房を利用したことがあるが、料亭は通常1人では利用出来ないし、他の客の手前、建物の中を巡ることは出来ないものなのだが、以前に上飯田の「志ら玉」や、白壁の「か茂免」を訪れた時と同様に、若女将による建物や料理の案内が含まれた食事の企画があったので参加してみた。

まずは参加者を引き連れての館内の案内。若女将が河文の歴史や建物、季節に合わせてあちらこちらに配置してある物の意味やらを快活な口ぶりで裏話を交えながら楽しく説明してくれる。この一帯は空襲で焼けてしまったので、建物は戦後すぐのもの(最近大規模な改修が行われたとのこと)。主屋の部分は昭和25年、篠田進、川口喜代枝による数寄屋建築。よくもそんな時期にこれだけ贅を尽くした建材が集められたものだ。水を張った中庭と「水鏡の間」は昭和46年、谷口吉郎設計によるもの。最近ではG20(金融世界経済に関する首脳会合)の外相主催夕食会の際に利用されたのだとか。周りには高いビルもあるので警備などは1年がかりで準備が進められたそう。そんな裏話なども興味深い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋を移して食事会。掛軸(←約600本あるそうだ)と部屋の意匠を説明してもらい、コロナ禍とあって1人1テーブルで同じ方向を向いて学校の教室のように着席した。食事の前にアレルギーや苦手な食材が無いか訊かれたのだが、こちら河文では事前申告ではなく客が揃ってから本人に訊き、不都合のある食材があった場合にはその場でその人の分だけ料理を変えるというのだから凄い(当人の正しい申告を確認するためだそう)。現在こちらには20人の板前が居てその半分は女性なのだとか。しかも最近になって女性を採用したのではなく昔からの気風なのだそうだ。

時節柄、酒類は提供出来ないということで自家製ジンジャーエールで我慢したが、菊の花びらが浮かんだ菊酒、先付(前菜)、八寸、椀物(煮物)、向付(刺身)と料理が進んでいく。こちらで使用している器は、戦前のものは空襲で全て消失してしまったため、後から揃えられたものだそう。訪れたのは不老長寿を願う”重陽(ちょうよう)の節句”の時期(※訪問9月)だったので、どの皿にも不老長寿を願う菊の花(もって菊)があしらわれていて、茄子など秋の食材を食べるのが習わしだという。最後には鰹のづけや香の物でごはん、止め椀(味噌汁)をいただき、鱧団子のうどん、そして最後に水菓子(葡萄寄せ)をいただいて、了。

料亭では本来食事の内容説明は無いものだが、ここでは若女将がそれぞれの料理にはどういう意味が込められているか、どういう食材を使っているかなど丁寧に教えてくれ、同時にマナー講座をしてくれた。食事の最中にも、日本文化のこと、茶道の流派のことなど、色々な話を興味深く教えてくれる。若いが大したものだ。特に茶道や尺八など現在日本で関与人口が激減している伝統文化を、大陸の某大国が始祖である自分たちの国に取り戻そうとしていて、人材や銘品を含む様々なものが急激に某国に流出している話には身をつまされた。

最後に菓子と抹茶をいただき(→そもそも懐石料理とはこの御茶をいただくための前奏なのだ)、散会。現在は創業一族ではなく他の資本が入っている「河文」だが、守っていこうとしているものは変わらず継承されているようだ。次はどなたかに接待で呼んでいただいて…。(勘定は¥11,000程)

以前の茶房の記事はこちら

 

 

 

  

河文

愛知県名古屋市中区丸の内2-12-19

 

( 名古屋 なごや かわぶん 料亭河文 老舗料亭 和食会席 懐石 料亭 旧暦 尾張徳川家御用達 国登録有形文化財 プラン ドゥ シー )

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坂東玉三郎特別公演「口上」「壇浦兜軍記・阿古屋」「石橋」 @名古屋市・御園座

2021年10月12日 | 歌舞伎・文楽

坂東玉三郎特別公演「口上」「壇浦兜軍記・阿古屋」「石橋」 (10月6日・御園座)

とうとう玉三郎を観る機会が訪れた。今まで結構な数の歌舞伎観劇をしているが、どうしても坂東玉三郎の(舞踊以外の)舞台を観る機会が一度も訪れず、ひょっとしてこのまま…なんて危惧をしていた。そこに追い打ちをかけるようにコロナ禍が。歌舞伎公演の数自体が減ってしまい、地方に居る身としては待っているしか術がない。なので御園座で玉三郎の公演、しかも女形で一番の難役「阿古屋(あこや)」を演ると知って驚いた。老母は一度観たことがあるらしいが、その時はおかみさん役だったとかで華やかな衣装の玉三郎は観たことが無いとのこと。母の分のチケットも購入して公演日を待った。

母を連れて御園座入り。会場に入ってびっくりしたが、ひとつ置きの座席ではなく普通に全席に客を入れていた。まだ緊急事態宣言が解除されて6日目なので当初からそうする予定だったのだろうが、ご高齢の方の中には構わずおしゃべりする人も居るのでこちらもヒヤヒヤ。

まずは「口上」。玉三郎と、成駒屋の3兄弟、橋之助、福之助、歌之助が順に挨拶。玉三郎がここ御園座で1ヵ月の長期公演をするのは23年ぶりなのだとか。なるほど観られないはずだ。通常は挨拶のみで終わるのだが今回は趣向が異なり、挨拶の後、玉三郎が舞台に残って過去に使った衣装を3点お披露目するという。その衣装を使った経緯などの説明をしながら豪華で鮮やかな衣装が披露された。玉三郎が衣装を身につける度に客席からは「わぁ…。」というため息ともつかない声が沸き起こる。これはいい企画だ。

幕間を挟んでとうとう「阿古屋」の上演。”傾城(けいせい)”という遊女の最高位である阿古屋(あこや)が、追われている夫の居場所を詮議され3つの楽器の演奏を命令されるのだが、それを実際に役者が舞台上で演奏するという、女形ではもっとも難役とされる演目だ。舞台上で話が展開していく訳ではなく、その場面での心情を表現する演目なので、当然注目は玉三郎の演奏に集まる。そんな「さあ弾け」という状態で次々と3つの楽器(琴、三味線、胡弓)を生演奏するなんて、どれだけ恐ろしいことだろう。和楽器なのでどの楽器も弾く直前に舞台上で調子を合わせなければいけないし、しかも傾城だから打掛(うちかけ)や俎板帯(まないたおび)という(演奏に邪魔な)衣装を着たままというハンディキャップ付きだ。まさに至芸。眼福。その他にも自分は舞台で福之助が演じた岩永左衛門が、おそらく文楽からだろう人形の体(てい)で糸に操られたようにカクカクと面白可笑しく動く演出を残しているのもとても興味深かった。なぜ1人だけ? 

「石橋(しゃっきょう)」は歌舞伎ではお馴染みのいわゆる”獅子物”と呼ばれる舞踊。自分も「春興鏡獅子」「英執着獅子」「連獅子」などという演目で観たことがある。今回の見どころはは何といっても三兄弟の揃い踏み。息を合わせて若々しく毛振りする。長い時間、頭をぐるんぐるんと回し続けるので若ければ若いほどいいかというとそうでないのが歌舞伎の芸の難しさ。終盤になると歌之助は兄2人からだんだんと遅れてしまっている。でもまだ舞台は始まったばかり。これも一か月演じ続けるとどんどん上手くなっていくのだろう。都合で妻は日にちを変えて後から1人で観に行く予定だが、その頃にはどうなっているのかな(→後日談・実際妻が観た時には上手くやれていたらしい)。

 


 

一、口上(こうじょう)

坂東 玉三郎

 

二、壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)

阿古屋

遊君阿古屋          坂東 玉三郎
秩父庄司重忠        中村 橋之助
岩永左衛門          中村 福之助
榛沢六郎            中村 歌之助

 

三、石橋(しゃっきょう)

獅子の精          中村 橋之助
獅子の精          中村 福之助
獅子の精          中村 歌之助

 

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すけいち @岐阜県各務原市

2021年10月11日 | 岐阜県(岐阜)

愛知県江南市と岐阜県関市を南北に結ぶ県道・江南関線沿いにあるとんかつの店「すけいち」へ。HPには「すけいち国定」とあったのだが、店にはそういう記述は見当たらなかった。広い駐車場に車を停め店内へ。アクリル板で仕切りがしてある調理場前のカウンター席に案内された。広い店内にはテーブル席の他、小上がりや個室もある。調理場には年配の主人。メニューを眺めると、表には”とんかつ・和食”とあったが全体的には洋食といった感じ。こちら「鉄板みそかつ定食」がメニューの先頭。けれどHPに”おすすめは実は、鉄板ソースかつなんです”という記述があったのを見ていたので「鉄板ソースかつ定食・並」をお願いした。ご飯の大盛も出来るらしいが普通の量にしてもらう。主人の調理が始まった。

しばらくして鉄板の上のせられたソースかつが登場。下には玉ねぎが敷かれている。その他にはご飯に味噌汁、小さい茶碗蒸し、別皿の千切りキャベツ、漬物が付く。鉄板は熱せられてグツグツと湯気を立てている。さっそくとんかつのひと切れをつまんでいただく。手作りだというソースは甘味と照りがあり、生姜焼きのたれのような組立ての味。しっかりとした濃い味のソースにかつだもの、旨いに決まっている。脂身もあるかつは”美濃ヘルシーポーク”という銘柄を使っているのだとか。千切りキャベツには卓上のソースをかけていただく。これも同じソースじゃないかな。多めのご飯だったがみるみるうちに無くなっていった。(勘定は¥1,500程)

 

とんかつ 和食 すけいち

岐阜県各務原市蘇原新生町2-13-1

 

( 各務原 かかみがはら かがみはら すけいち すけいちくにさだ とんかつ みそかつ 味噌かつ 洋食 定食 )

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武馬屋 (2) @名古屋市東区・車道

2021年10月10日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

ある休日に昼食に向かったのは東区・車道の「武馬屋」。創業は昭和8年(1933)だそう。店の前の道は拡張され、周辺は区画整理もされているが一向に開通する様子が無いのはどういう訳か(そもそもこの道要るかな…)。開け放しの入口の暖簾をくぐって中に入ると鉄板前のカウンターには先客が1名。夏場も置いているのかは知らないが、おでん鍋も湯気を立てていた。鉄板焼きのお店らしくたっぷりの氷入りの大きなグラスでお茶が出される。女将さんに「お好み焼・いか玉」をお願いした。昼のテレビ番組をぼうっと眺めながら出来上がりを待つ。見たところこちらのお好み焼きは重ね焼きのようだ。自分の前の鉄板にも火が入り、出来上がり直前に「ソースでよろしいですか?」と訊かれた。「ハイ」と返事すると控えめにソースが塗られ、鉄板にコテと一緒に供された。

コテを使って「お好み焼」をカットしていく。上からは軽く青海苔と鰹節が振られていた。生地は厚めでネギがたっぷりと入れられている。熱いところを箸でパクッと。ソースはさらっとしたタイプ。味もあっさり。ほんのりとイカの風味。足りなかったらとソースの容器も置かれていたが、これはこれで旨いのでそのままいただいた。ここであれやこれやと焼物を頼んでゆっくりと酒を呑んでみたいものだが、コロナ禍ということもあってなかなか機会が無い。次は「焼めし」か「オムライス」を頼んでみようか。(勘定は¥500)

以前の記事はこちら

 

 


 

↓ 車道駅の南、桜通沿いにある古い一般住宅(建築詳細不明)。2棟ぴったりと並んで双方にそれぞれ隅切り屋根の洋間と思われる部屋が造られている。2階には欄干やおたふく窓も。

 

 

 


 

 

お食事処 武馬屋

愛知県名古屋市東区葵2-9-8

 

( 名古屋 なごや 車道 くるまみち 車道商店街 ぶまや たけまや お好み焼 おこのみ焼 おこのみやき おでん 食堂 戦前 )

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味美 (2) @岐阜県瑞穂市

2021年10月09日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県瑞穂市にある大衆食堂「味美(あじよし)」へ。実はこの日向かったのは別の店だったが、臨時休業だったのでこちらへ移動。ちょうど店を開ける時間に到着した。中に入ってトレイを取り、棚にずらりと並んだ惣菜を眺めてどれを取るか吟味。選んだのは「イカねぎぬた」「ひじき煮物」「さば煮物」の3つ。おばちゃんの居るところまで進み、「めし」は中サイズを、豚汁は「しょうが豚汁」にしてもらった。漬物の小皿は無料。豚汁は後から運んでくれるというのでトレイを持ってテーブル席に腰掛けた。こちらの大勢の女性店員達はいつも和気あいあいとして仲良し。笑い声が絶えず、それがとてもいい雰囲気だ。

早速おかずに箸を付ける。「イカねぎぬた」はもちろん赤味噌の酢味噌。温かいご飯と頬張る。ご飯は大きめの飯碗に盛ってある。「サバ煮物」は尻尾の方を選んできた。店によっては煮汁に泳いでいるものもあるが、こちらは煮汁はほとんど無く、しっかり身に味が滲み込んでいる。いい塩梅の味付け。後から届いた「しょうが豚汁」は大きめの碗に盛られていてしっかりと生姜が効いている。旨いなァ。全体的にはやや濃いめの味付けでご飯に合うようになっている。お代わりも出来そうな腹具合だったが自重。お茶を飲み干してテーブルに置かれた伝票を取って勘定してもらった。(勘定は¥1,110)

以前の記事はこちら

 

大衆食堂 味美

岐阜県瑞穂市別府1534-1

 

( 瑞穂 みずほ あじよし 大衆食堂 食堂 ランチ 豚汁 スタミナ豚汁 定食 セルフ 焼物 煮物 刺身 フライ物 揚げ物 )

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歌舞伎とおしゃべりの会(10月の会) 高麗屋の芸を磨く @岐阜県可児市・可児市文化創造センター

2021年10月08日 | 歌舞伎・文楽

歌舞伎とおしゃべりの会・10月の会「高麗屋の芸を磨く」(10月2日・可児市文化創造センター)

コロナ禍のせいで巡業公演も定期公演もほぼ中止で地方の歌舞伎ファンには辛い日々。この地方でも御園座を除けばほぼ観ることが出来ない日々が続く。岐阜県可児市の「可児市文化創造センター」で年4回程行われているこの「歌舞伎とおしゃべりの会」のような講座でさえも中止になった回があるようだ。今回告知された内容を見てビックリ。超大物、松本幸四郎の登場だ。さすがに席数の多い主劇場を使っての講座開催。ネットで予約を入れて駆けつけた。

消毒、検温して入場。会場は席をひとつづつ空けて設けてある。まずは聞き手の元・NHKアナウンサー、葛西聖司氏が登壇。続いて松本幸四郎が紹介され登壇した。スーツでびしっとキマった幸四郎。イタリアの某高級A社のオーダー・メイドだとのこと(笑)。

この地での思い出話などを交えながら、全体としては”コロナ禍での歌舞伎公演”というのを大きなテーマとして、映し出された画像を交えながら進行していく。地方や巡業はもちろん、歌舞伎座も昨年の3月から7月まで公演が完全に中止となったが、8月からは歌舞伎座のみ様々な制約を設けつつ公演を実施している。幸四郎は再開してからずっと出演し続けているのだとか。葛西氏はそれを歌舞伎の名跡「高麗屋」の「そういう星の元に…」と説明していた。確かに役者は基本的に出演を立候補するものではないから、誰もがそうやって出続けられる訳ではないものなァ。松竹が幸四郎を当代のリーダーとしてみなしているということだろう。都度演目や出演者の背景を詳しく説明してくれる葛西氏の知識の量にはいつも驚かされる。プロだから当たり前だけれど、自分なんて彼よりずっと若いのに妻に見てきた演目や役者を説明するにも固有名詞や単語が全然出てこなく、「あのー、アレアレ…」なんてことばかりだものなァ…。

歌舞伎の時以外の幸四郎はご存じの通り、ちょっと抜けたような(つまり”天然”・笑)ところがあり、話を聞いていてもその人柄が伺えて何だか可笑しい。こういうところが憎めなくてファンが多い所以でもある。しかしそこは流石、歌舞伎を語る時は熱く、そして自分がリーダーだという自覚がしっかりと伺えた。次に幸四郎を観ることが出来るのはいつになるかな。東京在住の人が羨ましい。

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