東区泉の下街道沿いにある和菓子の「もち源」へ。周囲はビルが多く店舗はあまり無い場所だ。こちら江戸末期に別の場所で創業したのだとか。そんなに歴史がある店だとは知らなかった。店先にはかなり年月を経たと思われる木製の看板が掛かっていた。店先に自転車を停め、店内へ。ご高齢の女将さんが座っていらっしゃった。ガラスショーケースの中には様々な菓子が並んでいるが、一番目に付く所に置いてあるのが「練ういろう」。”練り”ってあまり他所では聞かないういろうだ。ハーフ・サイズがあったのでそれの”白”と、「生わらび餅」、それに「鬼まんじゅう」を購入して家に持ち帰った。
まずはこちらの名物「練ういろう」。見た目は蒲鉾のようだが、屋号の如く餅のような伸びと弾力がある。ほのかな甘さで旨い。通常のういろうとは違う食感が面白い。「生わらび餅」は巷にあるように切ってはなく、ひとつの塊のまま。妻の分と2分割して別添えのきな粉をかけていただく。弾力は無いが、すっと口の中で溶けていく。これも旨いなァ。こちらの甘さはしっかりめ。こういう口当たりのわらび餅も珍しいかも。「鬼まんじゅう」は全て妻の口に。次は団子を買ってみようかな。(勘定は¥1,300程)
↓ 名古屋城の堀に架かる「本町橋」(明治44年・1911・建造)◇。親柱の間が短いし、路面がアスファルト舗装してあるのであまり橋という感じはしない。でもこの下には煉瓦アーチがあり、その昔は電車が走っていた。お濠に名鉄瀬戸線が走っていたのは1976年まで。今も残っていたら面白い光景だったろうなァ。
愛知県名古屋市東区泉1-11-8
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