ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Detroit Rock City (Music From The Motion Picture) / Various Artists

2022年03月23日 | サウンドトラック

Detroit Rock City (Music From The Motion Picture) / Various Artists(1999)

1999年公開のアメリカの青春映画「Detroit Rock City」のサントラCD。これも映画は観ていないけれど、キッス(Kiss)をはじめ、同時代のアーティスト、それに公開当時のオルタナ系のアーティストが往年の名曲をカヴァーしている興味深い内容だったので、今更ながら購入して聴いてみた。収録曲とアーティストは以下の通り。

01 Everclear - The Boys Are Back In Town
02 KISS - Shout It Out Loud
03 Van Halen - Runnin' With The Devil
04 Pantera - Cat Scratch Fever
05 Black Sabbath - Iron Man
06 Marilyn Manson - Highway To Hell
07 Drain STH - 20th Century Boy
08 KISS - Detroit Rock City
09 Thin Lizzy - Jailbreak
10 Cheap Trick - Surrender (Live)
11 David Bowie - Rebel Rebel
12 The Donnas - Strutter
13 The Runaways - School Days
14 Sweet - Little Willy
15 KISS - Nothing Can Keep Me From You

オリジナル・アーティストはもちろん文句無し。同時代に青春時代を送った人には当時の空気感まで甦ってくるだろうテッパン曲ばかり。自分は数年ずれて後追いしている世代だが、聴きまくった曲ばかりだけに(自分が聴いていた当時の)記憶はしっかりと甦ってくる。問題はカヴァー曲。正直、良くも悪くもない凡庸な出来のカヴァーばかり。カヴァーしたバンドの大ファンじゃないってこともあるが、ギターがちょっとハードかな、サウンドが全体的にリッチかな、くらいの曲ばかり。マリリン・マンソンぐらいは面白いことやってくれるのかなと期待するが、いじくり回しただけで大した出来にはなっていない。ま、こういう企画物に難癖付けても仕方がないが。やはり長年の風雪を耐えて名曲と呼ばれている曲には理由があるのだと再認識(←元も子もないこと言ってる)。ちなみに映画はジーン・シモンズ(Gene Simmons)が製作に関わっているそう。

ネット・オークションにて購入(¥540)

  • Label ‏ : ‎ Island / Mercury
  • ASIN ‏ : ‎ B00000JNNB
  • Disc ‏ : ‎ 1
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エリックサウス 岐阜AG店 (2) @岐阜県岐阜市

2022年03月23日 | 岐阜県(岐阜)

最近、自分には珍しく胃を壊したので薬膳という意味で(笑)、南インドカレーの「エリックサウス」へ。店はJR岐阜駅に隣接する商業施設「アクティブG」の中。以前と違って前金制になっていた。店頭で品を選び勘定してから店内へ。いつも座るカウンター席に腰かける。相変わらず「○✕いただきましたー!」という注文を受けた店員の居酒屋風の叫び声がかまびすしい(これ要るかな?)。まずは水がボトルで用意され、ウルガイ、パルップポディ、グリーンチリソースの3種類の薬味の入った容器が準備される。そして注文した「チキンビリヤニプレート」が運ばれた。

ターリー(ステンレス平皿)にビリヤニが盛られ、カトリ(丸いステンレス容器)の中にはビリヤニ専用カレーソースとライタ(ヨーグルト)、ミニサラダが入っている。ビリヤニはふわっとした口当たりのバスマティライス。骨付きのチキンと一緒に炊きこんである。骨付きチキンは2つ、他に紫玉ねぎ、ナッツ、フレッシュなミント、パクチーが合わせてある。そのままで食べるとスパイスは香るが割とあっさりした味付け。チキンから骨を外し、カレーやライタを適当に混ぜながらいただく。フレッシュな玉ねぎやハーブがアクセントになってパクパクいけてしまう。旨い。途中で刺激的な辛さ(塩辛さ)のウルガイなんかを一緒に口にいれたりして、あっという間に無くなってしまった。300gを注文したが、次は大盛の450gでも軽くいけそう。胃の調子も良くなったかしら。(勘定は¥1,100)

以前の記事はこちら

エリックサウス 岐阜AG店

岐阜県岐阜市橋本町1-10-1 アクティブG 2F

 

( 岐阜 ぎふ 岐阜駅 JR岐阜駅 Eric South 南インド 南インドカレー 印度 イナダシュンスケ 稲田俊輔 円相 円相グループ ニュートンバル )

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幸楽 @三重県四日市市

2022年03月22日 | 三重県

ある祝日に出掛けた三重県四日市市で昼食に訪れたのは、三栄町にある手打うどんの「幸楽」。この日は生憎の曇り空で、しかもポツポツと小雨が降り出していた。ここに来るまでに3軒の店に振られている(←休業日かが分かりづらい祝日あるある)。自転車を漕いで店に辿り着いたら、その風情ある建物に目が釘付けになってしまった。店舗を示すのは暖簾だけで後は看板も何も無い(店先の車、どいてくれないかな・笑)。自転車を停めて暖簾をくぐる。店内は土間にテーブル席が4つと、小上がり席が2つのみ。入口近くの席に腰を下ろす。店内も何も無く素っ気ないが、和の佇まいは渋くて素晴らしい。先客は3組4人。ちょうど調理場が見える場所だったが、意外にも若い男性が1人だけでやっていた。さて、店内は品書きらしきものが何も無い。テーブルの上にも箸と一味唐辛子があるだけで品書きも無い。一応、若主人はこちらを見たので自分が座ったことは確認しているだろうが、注文を取りに来るでもない(※)。先客の品が運ばれ、やっとお茶を持って来てくれた。ただ「何にします?」と訊かれただけで品書きは持って来ていない。うどんを食べるつもりでいたし、熱いのよりは温いのが食べたかったので「ころうどん出来ますか?」と頼んでみた。特に問題なく注文が通る。

※家に帰ってから調べてみたら、元々この店には品書きが無く、注文は調理場に直接行って伝えるか、置いてあるノートに客が書き込むのだそうだ。だからか、テーブル席に座った自分を常連客のオッサンが何度もこちらをジロジロ見るので嫌だなと思っていた。「自分から注文しないと出てこないぞ」っていう視線だったのかも。でもそんな事、初めての客には分からないよね。

しっかりと20分以上の時間がかかって「ころうどん」が運ばれた。小振りな鉢に盛られていて、具材はほうれん草と揉み海苔だけとシンプル。つゆは澄んでいて、色付きは淡い。啜ってみると甘さはあまりなく口当りはすっきり。”ころ”はつゆを温い状態で出す店と、冷たく冷やした状態で出す店があるが、こちらの温度は温い。自分は”ころ”の場合、キンキンに冷えたものより温いぐらいが好きなのでちょうどいい。手打ちだという白い肌のうどんは細身で平打ち。まるできしめんのようだ。手繰ってみると茹で加減は軟らかめ。食べた感じもきしめんと変わらない。刻みネギは別の容器で出されたが、他の客が箸を突っ込んだ可能性もある共用の容器だったので時節柄使わずにおいた。あっさりとしたつゆと麺をスルスルといただき、調理場に行って勘定してもらう。面白い店だ。次は何が出来るのか主人に直接訊いてみようっと。(勘定は¥450)

 

 


 

↓ 店のすぐ近くにあった一般住宅(建築詳細不明)。玄関横に屋根の傾斜の強い洋館が造られている。玄関に向かって左側にあるって珍しい気がする。

 

↓ その隣にある「日本キリスト教団 幸町教会」(建築詳細不明)。古い建物かどうかは分からないが、マンサード屋根だから中はホールみたく天井が高くなっているかも。

 

 


 

 

手打うどん 幸楽

三重県四日市市三栄町5-22

 

( 四日市 よっかいち こうらく うどん幸楽 饂飩 丼物 きしめん ころうどん うどんころ 手打うどん 手打ちうどん 近代建築 洋館 )

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越前 @名古屋市北区・大杉

2022年03月21日 | 名古屋(東区・北区)

ある休日の昼、北区の「越前」へ。実は近くの別のうどん屋へ行こうと思っていたが2月に閉店してしまっていた。最近、知っている店がどんどん減っていく感じ…。こちら「越前」は店名で分かる通り福井名物の「越前おろしそば」と「ソースかつ丼」が味わえる麺処。店前に自転車を停めて暖簾をくぐる。中はさほど大きくなく、テーブル席が5つ程、小上がり席が2つ程。まだ開いたばかりの時間だったので先客は1組のみ。テーブル席に腰掛け、最初から決めていた「おろしそば&ソースかつミニ丼」というセットをお願いした。

しばらくして両方一緒に盆にのせられて供された。2品に加えて昆布の佃煮、かぼちゃの煮物、たくあんの小皿が付いている。大野市産の蕎麦粉を使っているという手打ちの蕎麦からいただく。大根おろし、花鰹、刻みネギがのっていて、いわゆる”ぶっかけ”のような感じでつゆは少量。細打ちで喉越しの良い蕎麦。自分の少ない”越前そば”の経験からいくと一般的なものよりも少し細い気がする。本来は辛味大根のはずだが、この日の大根おろしはほとんど辛みが無く、普通の大根おろしといったかんじ。つゆは淡い色で醤油感少なめのあっさりしたものなので、一緒に手繰っても少し頼りない。ソースかつミニ丼はご飯茶碗にかつが2切れ。どちらもソースにくぐらせてある。かつは衣こそ細目で肉の厚みもないが、ガリっと硬めのしっかり揚げ。かつの下には千切りキャベツとご飯。もうこれは間違いのない旨さ。ただし蕎麦があっさり味で、こちらがしっかり味なので一緒に食べているとちぐはぐな感じはある。大根がしっかりと辛味のある大根だったら違っていたかな。猪口に蕎麦湯ももらったので、蕎麦の残ったつゆに足していただいた。次はセットではなく単品で食べてみようかな。(勘定は¥1,120)

 

味処 越前

愛知県名古屋市北区杉村1-17-8

 

( 名古屋 なごや 越前 えちぜん 越前そば 越前蕎麦 おろしそば 蕎麦 ソースカツ丼 ソースかつ丼 福井名物 )

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中村勘九郎 中村七之助 春暁特別公演2022 「高坏」「隅田川千種濡事」 @愛知県一宮市・一宮市民会館

2022年03月20日 | 歌舞伎・文楽

中村勘九郎 中村七之助 春暁特別公演2022「高坏」「隅田川千種濡事」 (3月15日 一宮市民会館)

 

コロナ禍になって、ずっと地方巡業は中止されたままだったが、第6波の真っ最中とはいってもだんだんスケジュールが組まれるようになってきた。ただし公演によっては途中で中止なんてこともあり、まだなかなか完遂することは難しい。この勘九郎・七之助の巡業も、前半の4公演は関係者に具合を悪くした人が出たとかで中止になってしまった。自分がチケットを買った日はどうなのかと気を揉んだが、無事開催されることに。会場は自分の居た2階席は少なかったが、まあまあの入り。

一幕目の「高坏」は、以前に菊之助で観たことがある演目。自分はやはり十八代勘三郎のイメージが強い。背景の満開の桜が今の季節にぴったり。次郎冠者の酔っぱらったコミカルな動きと、下駄で奏でるタップダンスのようなスピーディーな流れが楽しい。こういうにっこり笑顔の”人たらし”みたいな役柄は勘九郎にはピッタリだ。やはり親子、しっかりその血を受け継いでいる。

二幕目はトークコーナー。女性アナウンサーと共に、まず七之助と、父勘三郎の部屋子だった売り出し中の鶴松の3人がステージに立ち、来場者の質問を基に進行していく。他の地方会場でもよくあるのだが、名古屋市内でない周辺の会場でも、役者もアナもここが名古屋だという認識で話が進む。まあ名古屋圏には間違いないし、市内からの客も多いようだが、いつもそんな大きな括りにしなくても、と引っ掛かるのだが…。途中で着替えの終わった勘九郎と、これから三幕目の準備をする七之助が交代。鶴松は全くの一般人からこの特殊な世界に入り、昨年には異例の歌舞伎座での主役を務めたという逸材だ。でもトークは苦手とみえて、いつもちぐはぐな答えで会場から失笑が漏れる。もう27歳になるんだけれど(笑)。

三幕目の「隅田川千種濡事」は、通称「お染の七役」と言われる早変わりが見ものの演目。抜粋なので四役だが、七之助の早変わりを手っ取り早く楽しむことが出来る。前幕のトークコーナーで七之助が演じる役を説明してくれているので客も分かり易かったろう。でなければ七之助も言っていた通り、パッパッと早変わりして何のことかさっぱり分からなかったに違いない(演目を端折ってもいるので)。早変わりするたびに会場からどよめきが起こる。でも早変わりよりも、気のふれたお光の物悲しい表情と舞、それに大勢を相手に立ち回る男勝りのお六のかっこよさが際立っていたと思う。

 


一、高坏(たかつき)

次郎冠者:中村勘九郎
大名某  :中村小三郎
太郎冠者:中村仲侍(夜)
高足売  :中村鶴松

二、トークコーナー 

中村勘九郎
中村七之助
中村鶴松

 

『於染久松色読販』より

三、「隅田川千種濡事」(すみだがわちぐさのぬれごと) 

中村七之助四役早替りにて相勤め申し候

許嫁お光/油屋娘お染/丁稚久松/土手のお六:中村七之助

猿回し夫婦

長三:中村いてう
お作:澤村國久

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ヤジマコーヒー (3) @岐阜県岐阜市

2022年03月20日 | 岐阜県(岐阜)

店前の駐車場が埋まっていることが多く、通り過ぎることの多い「YAJIMA COFFEE」だが、この日は空きがあったので車を滑り込ませた。ちょうどコーヒーでもと思っていたところ。車を停めて見上げるとちょうど「金華山ロープウェー」が昇っていくのが見える位置だ(写真最後)。店に入るとコロナ禍でも数組の客が入っており、自分の後も間断なく客が入ってくる相変わらずの盛況ぶり。テーブル席に腰掛け、コーヒーのメニューを眺める。この日のお勧めだったかどうだったか忘れてしまったが、折角なので飲んだことのない(あるいは覚えのない)コーヒー豆をと「ホンジュラス・テパングアレ」というのにしてみた(名前合ってるかな?)。ケーキを選んでいる客を見たら自分も食べたくなってきた。立ち上がってショーケースまで行き、ケーキを確認。中から「チョコレートタルト」を選んで追加してもらう。

主人の丁寧な作業を眺めながら出来上がりを待つ。ペーパードリップのようだが、湯を注ぐ度に香りを確かめてカップに注ぎ、残った最後は自分の口に含んでチェック。相変わらず丁寧な仕事ぶり。コーヒーはちょっと口がすぼまったカップに注がれている。主人の真似をして香りをチェック。いい香りとしか言えない(笑)。口に含むと焙煎香は軽めで、酸味はあるものの強くはない。後から見返したメニューには”フローラルで上品な酸味とアーモンドのようなエキゾチックな余韻”と書いてあったが、自分の力量ではそこまでは読み取れない(笑)。「チョコレートタルト」は滑らかなチョコクリームが詰まったタルト。しっかり苦味も感じられて旨い。まだまだ客は入ってくるようなので席を譲った。(勘定は¥1,050)

以前の記事はこちらこちら

 

YAJIMA COFFEE (ヤジマコーヒー) 

岐阜県岐阜市大宮町1-8

 

( 岐阜 岐阜市 ぎふ ヤジマコーヒー 矢島コーヒー コーヒー 珈琲 ケーキ 金華山ロープウェー )

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角屋 @岐阜県瑞浪市

2022年03月19日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県東濃地方の旧中山道の宿場町を訪れ、人知れず残っている近代建築がないかなとJR釜戸駅のある下街道を散策。めぼしい建物は見つけられなかったが、ちょうど昼時になったので駅の近くの「角屋」で食事をすることに。実は周辺をウロウロしていた時に、店外に貼ってあった案内に”とろーりかつ丼”とあったのでピンときたのだった。そう、こちら瑞浪にはJR瑞浪駅の近くにある「加登屋食堂」をはじめ、”あんかけかつ丼”という独特なカツ丼がある土地。こちら釜戸は瑞浪駅から10kmほど離れてはいるが、何となく想像がついた。近辺にほとんど飲食店の見当たらない土地。店はまだ新しく、町の寿司屋風情。ただ暖簾から麺類丼物も扱っていることが分かる。

店に入るとまだ準備中といった感じだったが、女将さんが電気と暖房を点けてくれた(こちらの営業は正午からのようだ)。店内には漬け場があってやっぱり寿司屋という感じ。テーブル席に腰掛け、品書きから決め打ちの「かつ丼」をお願いする。品書きには特に”とろーり”とかは載っていない。どんな品でもそうだが、自分は品名や但し書き、写真等で先に説明されてしまうより、普通に「かつ丼」と書いてあって思ったのと違うのが出てくる方が”上がる”(笑)。だから本当は店外の案内の”とろーり”という記述も無い方が…(←勝手な事言ってる)。

しばらくして丼にたっぷりのご飯の上に、玉子が綺麗に溶かれた餡がかつを覆い尽くしている「かつ丼」が運ばれた。まごうかたなき”あんかけかつ丼”だ。玉子の黄色は「加登屋」ほど濃くなく、醤油味の餡ではなくどちらかというと塩味の餡。かつは横方向にも包丁が入れられている。こういった餡の味付けは甘い事が多いが、こちらのはあまり甘味がなく、塩味が強めなのが珍しい。最初はその塩分が気になったが、食べ進んでご飯と一緒になってくるといい塩梅に。しっかりと揚がったかつにとろりとした餡を纏わせてご飯と一緒に掻き込んでいく。綺麗に平らげて勘定してもらった。こちらのかつ丼がどうしてこういう仕様になったのかという肝心な事を訊き忘れてしまったが、”かどや”という屋号は偶然だろうか。こういった”あんかけかつ丼”を出す店はまだ他にあるのかな。(勘定は¥750)

 


 

↓ 店のすぐ近くにある「JR釜戸駅」(明治35年・1902・建造)。柱の様式が古いのでもしやと思ったが、後で調べてみると開業当時の駅舎だそう。

↓ 足を延ばして江戸から47番目の宿場「大湫宿(おおくてじゅく)」へ。ここは尾張藩領だったそうで高札場(幕府や領主からのお達しが板札に書かれたもの)が残されている(※後から調べたら復元だそう)

 

 

↓ 国の登録有形文化財にも指定されている「丸森邸(旧・森川訓行家住宅)」(江戸末期建造・修復)。ちょうど雛祭りの時期で、雛人形などが飾ってあった。

 

 

↓ すぐ隣の「三浦家住宅主屋」(江戸末期建造)。こちらも同じく登録有形文化財に指定されているが公開はしていないようだ。

↓ 同じ瑞浪市内の48番目の宿場「細久手宿(ほそくてじゅく)」にある現役の宿「大黒屋旅館」(安政5年・1859・建造)。主屋が登録有形文化財に指定されている。何年か前に一度宿泊予約を試みたが、予定と合わず断念したことがある。次こそは…。周りには商店も何も無いので、泊まるとなったら相当酒とつまみを持ち込まないと夜が寂しいだろうナ(笑)。

 

 

 

 


 

角屋

岐阜県瑞浪市釜戸町3208-1

 

( 瑞浪 みずなみ 角屋 かどや カツ丼 あんかけかつ丼 とろーりかつ丼 亜種 国登録有形文化財 おおくて宿 ほそくて宿 中仙道 中山道 旅館大黒屋 大黒屋 )

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パルム @愛知県春日井市

2022年03月18日 | 愛知県(尾張)

愛知県春日井市にある洋菓子の「パルム」に寄ってみた。店先の緑色のテントに”depuis 2001”とあったので平成13年の創業だろう。こちらはこのブログで何度も取り上げているこの地方独特のケーキ(※)を提供している店を調べていて知った。基本的にはシンプルであまりヴァリエーションの多くないケーキなので、これを追いかけても特段何があるという訳でもないが、シンプルで好きだし、乗りかかった舟というか(笑)。

※愛知県を中心に何故かこの地方で昔から愛されるシンプルな生ケーキ。「パリジャン」「ピレーネ」「ファンシー」「アントルメ」「マロン」「ポワロン」等、各店で様々な名称で呼ばれているが、元を辿ると同じ菓子職人に行き着くのだそう。かつて一宮にあった「ボンボヌール」の工場長が開発したケーキで、独立して蟹江町「パリジャン」を開店し、現在東海地方他に散らばる弟子筋等の店で様々な商品名で受け継がれているとの事です。

裏手の駐車場に車を停めて店内へ。ガラスショーケースの中に入ったケーキ類は、季節柄か苺を使ったものやクラシックなショートケーキが多い。件のケーキ、こちらでの名称は「パルム」。店名にする店が多いがこちらもそうだった。その大きさは一般的なものより大きく、1.2倍というところ。これはもちろん購入。「昭和のプリン」と目下売り出し中という感じの「あひるちゃん」「うずらちゃん」という焼菓子も購入して家に持ち帰った。

「パルム」は製法に変わりなく、軟らかいスポンジケーキの四隅を折り畳んで真ん中に生クリームを詰めてある。通常より大きい事もあって中の生クリームもたっぷり。笑っちゃうほどシンプルなケーキだが食べ飽きない。「昭和のプリン」はプラスチックの蓋に”昔懐カシイ昭和ノ味・Since 1963”と書いてあったが、店の創業年と合わないので、どちらかから受け継いだのか、主人が他所で作っていたのか。プラカップに入っているので皿にちゃんとひっくり返していただく。やや硬めの食感で本体の甘味は少なめ。その分クラシックなカラメルがしっかり甘いのでちょうどいい。「あひるちゃん」と「うずらちゃん」は最初どんな味のケーキか想像出来なかったが、大雑把に言うと「あひるちゃん」が小型のレモンケーキで、「うずらちゃん」は同様のチョコケーキ。どちらも丸型で小さめ。スポンジの乾いた口当たりが飲み物と合っていい感じ。レモンケーキは小さい頃に好きだったので懐かしい感じがした。(勘定失念)

 

ケーキ・焼菓子 パルム(Palme)

愛知県春日井市鳥居松町7-43-2

 

( 春日井 かすがい パルム Palme 洋菓子 ケーキ パティシエ パティスリー Maison de gateau ピレーネ パリジャン ファンシー )

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Gimme Danger (Music From The Motion Picture) / Various Artists

2022年03月17日 | サウンドトラック

Gimme Danger (Music From The Motion Picture) / Various Artists (2017)

2017年に発売された映画「Gimme Danger」のサントラ。映画は副題が”The Story Of The Stooges”で、あのジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch)が監督したイギー(Iggy Pop)とストゥージズの伝記映画。選曲もジム・ジャームッシュとイギーが担当しているようだ。全14曲中、ストゥージズ名義が8曲、イギー&ストゥージズ名義が3曲、後はイギーがストゥージズ結成前にドラマーとして参加していた貴重なThe IguanasとThe Prime Moversがそれぞれ1曲づつ。同郷のMC5が1曲という内容。うちストゥージズに関しては未発表曲(テイク)が計4曲収録されている。映画は名古屋でも公開されたが、平日の夜で仕事終わりでは間に合わず断念した。

1曲目はイギー&ストゥージズ名義の表題曲。わざわざ”Bowie Mix”としてあるのは、ボウイ(David Bowie)がミックスしたオリジナル・ヴァージョンだから。自分もこれをアナログで所有しているが、どういう意図があったのか各楽器が変わったバランスのサウンドで、名盤とされているにも関わらず長年不評だった。これをイギー自身がリミックスし1997年に発売。この新しいミックスはサウンドの一体感が増し、当時は自分も諸手を挙げて賛成だった。でも後から色々な事が分かってくると、この新しいミックスもイギーがわざと音を歪ませたり色々と改変を加えていたらしく、だんだんファンの評価にも変化が出て「いや、ボウイのミックスも悪くなかったんじゃない?」っていうことになり(笑)、今もって評価が分かれている。ストゥージズ結成以前の2曲はしっかり聴くのは初めて。時代が時代だけに演奏はシンプルだが、イギーがすでにイギー(笑)なのが興味深い。映画のことはすっかり忘れていたが、DVDでも買って観てみないと。

ネット・オークションにて購入(¥708)

  • Label : ‎ RHINO
  • ASIN ‏ : ‎ B01N1YR8IE
  • Disc ‏ : ‎ 1

 

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コロッケ屋みね @名古屋市北区・大杉

2022年03月17日 | 名古屋(東区・北区)

北区のある店に昼飯を喰いに行く途中で自転車で通りがかった「コロッケ屋みね」。古い長屋(築87年だそう)を改造した店舗が気になったので自転車を停めて中に入ってみた。外観は古いまま。内装は手作りな感じでカウンターが造ってあり、中には若い女性が2人。帰ってから調べてみたら、ずっとドイツでコロッケ屋をやっていて(!)、コロナ禍で帰国して店を開いたのだとか。まだ店を始めて半年程度で、金・土・日曜日だけの営業だそう。カウンター横の黒板にコロッケが4種類くらい書き出されていた。そのうち上から2つ、「バタコロ」と「オマコロ」の2つをお願いした(残念ながら「メンチカツ」は金曜だけとあった)。小さな紙袋に入れてくれ、勘定してもらう。

自転車に戻って、熱いうちにとその場でまず「バタコロ」を食べてみる。ひと口サイズの小さい丸型で真ん中にバターが埋めてあるのだそう。サクッとした細目の薄衣。もちろんバターは溶けてイモに吸われている。バターの風味と香りが口に拡がって旨い。次は「オマコロ」。どういう意味か知らないが説明には”昔ながらの肉のコロッケ”と書かれていたはず。こちらは小判型で一般的な大きさ。こちらも薄衣。齧ると中には挽き肉が入っていて、少し生姜の風味がするので下味に入れてあるのかな。揚げ立てだから当たり前だが、こちらも何も付けずとも旨い。次に寄ったら季節のコロッケを食べてみよう。(勘定は¥300)

 

 

コロッケ屋みね

愛知県名古屋市北区大杉3-20-9

 

( 名古屋 なごや ころっけやみね コロッケ メンチカツ kitchen MINE 持ち帰り テイクアウト リノヴェーション )

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