叔母の介護にやっとなれ… 自分のペースが取れるように
なりました。
また、北朝鮮が地下核実験をしました。
ミサイルも3機 打ち上げて 日本海に沈んだ? ようです。
拉致問題も無視され… 平和を脅かされ…
今更ながら、日本だけの事ではなく 世界、国際的な
世界平和の重大性を思わざるおえません。
でも、何を言っても 通用しない相手に交渉する手立て
は、あるのでしょうか?!
日本の存在は相手から見て眼中になく…
アメリカ・中国の出方しだいのような…
同じアジアの国、日本。
平和を愛する心が通じますように! 願うばかりです。
今日は、身近な所から幸せを感じる、お話をご紹介します。
『無財の七施』
山下 啓司 (北海道 大聖寺住職)
国立精神神経センターの研究で
「怒りや攻撃性が強いタイプの男性は、癌を殺す免疫細胞の
働きが弱くなる傾向があり、中でも攻撃性を表に出さない人
の場合で特に顕著である」 とあきらかにされました。
この研究の発表は、皆様にも大変興味のあるお話ではないか
と思います。誰もが健康で幸せに生きていたいと考えて、おられる
ことと思います。
最近は交通事故による死亡者も増加しておりますが、同時に
自殺による死亡者も増えています。
反面、平均寿命が過去最高になっているのも現実です。
私は20数年前からコンタイ性高血圧症と診断され、投薬治療
をしていました。遺伝的要因も考慮に入れながら、やはり健康で
長生きがしたくて定期的に通院していました。
ところが怠惰な生活のせいでしょうか、肥満による肝臓疾患が
発見され、心臓肥大やら肝機能低下やらと、次から次に悪い
ところが出てくるようになってしまいました。
こんなことでは駄目だと思い、一念発起してダイエットに挑戦
しました。
3年かかりましたが、体重を20キロ落とすことができました。
一番苦労したのは運動です。
有酸素運動といって軽いジョギングをするのですが、体重の
重い、しかも運動不足のなまった体を動かすのですから、最初は
非常に辛かったです。
あわせて食事制限です。野菜中心の食事をとらなければ
ならないのですが、料理を作る妻が悲鳴を上げていました。
子どもたちの食事は肉中心なので比較的簡単なのですが、
野菜中心の食事は手間がかかるからです。
夏場は野菜が高価になります。
肉や魚よりも野菜の方が高くて、一番贅沢な食事を私だけが
させていただきました。
そのせいか、血圧の降下剤を飲まなくても標準値を示すように
なり、すべての内臓が正常に働くようになっていきました。
健康になるためには、豆・ゴマ・ワカメ・野菜・魚・しいたけ・
芋を中心に食べるといいそうです。つまり
『ま・ご・は・や・さ・し・い』 という語呂合わせになります。
少し前までは、皆さんが普段、なにげなく食べていたものです。
そして汗を流して労働していた生活なのです。
こんな生活が健康に一番いいはずなのですが、現代はそれすら
できない日常様式になってきています。
医学の進歩によって長寿国になり、科学の発達で非常に便利で
快適な生活ができるようになりましたが、反面色々な悩み、問題を
かかえているのも現代です。
ある意味では、何も無かった不便な時代の方が良い生活が
でき、ありとあらゆるものが揃った時に、不便さと不快感を感じる
ようになってきたとも言えましょう。
しかし、私たちはこの時代に生きており、今降りかかる困難に
直面していかなければなりません。
皆が個人の問題として、自分自身にかかわる問題として、現代
を生きる我々のために、そして未来が充実したものでありえる
ためにも、今できる身近な問題から取り組んでいくことが大切
なのです。
仏教で特に強く説く教えに‘布施’があります。
布施は物と心の分かち合いです。
布施あればこそ必ず幸せで平和な世界ができ得るでしょう。
人を思いやる心の‘法施’(ほっせ)、力と物を出す‘財施’です。
『雑宝蔵経』というお経には「無財の七施」が説かれています。
一つに‘眼施’ 人に好かれるやさしい眼差し。
二つに‘和顔施’笑い顔。
三つに‘言辞施’やさしい言葉。
四つに‘身施’ 力施とも言い力を貸すこと。
五つに‘心施’ 心の施し。
六つに‘譲座施’座席を譲ること。
七つに‘放舎施’場所の提供です。
毎朝顔を洗う時、鏡を見てにっこりと笑いかけてください。
『笑う門には福来る』 とも言います。
笑いあう仲間にどうして喧嘩が起きるでしょう。
笑顔は、人に接しては喜びを施し、ご自身には、冒頭で
申し上げたとおり癌を抑制する細胞を活発にし、健康維持の
施しができるのです。
やっぱり! 笑顔が一番!
簡単に解決しないかもしれませんが…
嘆いていても何も始まりません。 まずは やっぱり笑顔!
ですね。