梅雨明けが待たれます。
今日もどこかでゲリラ豪雨が…
コロナに食中毒に豪雨に…
踏んだり蹴ったりの令和2年です。
それでも、生きていくことが大切と思い、今日も新しい日常生活の
繰り返し・・・・・・
今日は、私の愛読紙『高野山教報』からご紹介します。
『前向きな心が奇跡を生むのです。』
保坂 隆(1952年生まれ。慶應義塾医学部卒業後、東海大学
医学部教授、聖路加国際病院教授を経て現在保坂サイコオンコロジー
クリニック院長)
「病は気から」といいますが、私も、元気な心は回復力を高め、陰気な心は治癒力を
衰えさせると考えています。
ですから、強い気力を持って病気に立ち向かう人には、何かしら学ぶ点がある
はずです。
しばらく前から、飲み込むときに喉に何かが引っかかると感じていた
男性がいます。
気になったので近くの病院で診察を受けたのですが、異常はないと診断
されて、安心していたそうです。
ところが、その後も喉に引っかかる感じが消えません。
体重も少し減ってしまい、総合病院で検査したところ、ステージⅣの
胃がんと診断されました。
はじめはショックを受け、しっかり診断できなかった最初の病院に対して
怒りを感じました。
でも、総合病院で担当の医師と相談しているうちに、
「落ち込んだら病気は悪化するだろう。いつも気持ちを明るく持つことが
大切だ」
と考えるようになり、積極的に治療に取り組んだのです。
以後は放射線治療を受けました。
病状は末期という厳しいものでしたが、体調は決して悪くなく、
精神的にもほとんど動揺が見られませんでした。
不安感がないためか、治療も大変スムーズに進み、高齢というハンディも吹き飛ばす
くらい驚異的回復を見せたのです。
33回の放射線治療を終えて退院したのですが、その後も順調に健康状態
を保っていきました。
体重も少しずつ増え、その回復ぶりは本人ばかりでなく、家族も信じられないほど
だったようです。
これほどの強い回復力を誰もが持っているわけではありません。
でも、こうした奇跡のようなケースは実際に起こります。
『前向きな気持ちで闘病する』という教科書的な言葉も、
実践を伴ったときに強い説得力を持ちます。
空海は、「背暗向明.はいあんこうみょう」(性霊集)と語っています。
人生のさまざまな局面で、とにかく光を見つめなさいと教えるのです。
人生を豊かにする方法があるとすれば、
「暗いものに背を向け、明るい方を向くこと」でしょう。
暗い面ばかり見ていても、希望は持てません。
強い心も生まれません。
苦しいときに
「明るいほうを向いているか、暗いほうを向いているか」で
その後の生き方が決まるのです。強い心になれるようにするためには、日々の心遣いが大切!
と私は、思っています。
いきなり、強くはなれませんから…
今日も笑顔で新しい日常生活をやりましょうね💛
『変形性股関節症に負けないでね!』