変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

日常生活の中から…

2013-06-20 13:40:56 | 保存療法

 台風4号が、九州へ向ってきています。梅雨前線が刺激されて、ところにより、大雨が
 心配されます。

 被害が少なく…少雨の解消、水がめが潤いますように… 
 天の神様、お願いいたします!!


 ともすれば、三日坊主になり続けられなくなる傾向がありますが、
 お経の時にやると、決めたのでチェアトレの基本姿勢による、インナーマッスル強化
 運動、続いております。

 基本姿勢で、声を出すので、腹から声が出てくるようです。


 インナーマッスルの情報をブログに載せましたので…
 いままでは、私と同世代の中高年の読者からのコメントやメールを多くいただいておりましたが…

 お若い方からのメールを受け取りました。
 
 きららのある方が、先日こんなことを言っておられました。
 自分が変形性股関節症だと、もっと若い時期に分かっていたら…
 気を付けかたが(体の使い方、ケアの仕方、痛みの解消法)もっと違っていたはず!! だと。

 富士温泉病院の矢野先生は、「変形性股関節症は生活習慣病」と言われました。

 
 何が言いたいかと申しますと…
 日頃の自分の体の使い方を見直そう! ということです。

 私が普段から気をつけていることを羅列しますので、行ってみてください。

 今現在、股関節痛で痛みが強い方は無理にしないで下さいね。
 痛みが少なくなりましたら、実行してください。慌てなくても大丈夫ですからね。

 
 まず、全身が写る鏡の前に立ちます。(私は、お風呂上りに裸でチェツクしています。見ないでね。)
 正面で、左右の肩の高さ、骨盤の高さ、膝の位置を確認します。
 横向きで、膝の曲がりは? 膝が伸びているか? 左右確認します。
 立った姿勢で、インナーマッスルの基本姿勢を呼吸をしながら暫くします。
 横向きで、お尻の位置を確認します。

 痛みが少なければ、片足立ちで骨盤のチェックも必要です。
 中殿筋が弱くなっていたり痛みがあれば、ハコウになりますので、股関節周りの
 筋肉が問題になっています。

 炎症があれば、無理に長距離の歩行や運動はやめたほうが、自分の将来のためによいです。
 炎症は、いつまでも続きません。
 でも、年単位です、というのは、一ヶ月歩かない動かないと言うことが出来ないので、
 無理して、動く→痛いから動けない→少しよくなる→また無理に動く→ずっっっと痛い→
 不安になる→動けない→動かない→1年以上痛みが→慢性痛

 となるようです。こうなると、焦ります。自分ではどうしようもありません。
 入院したつもりで2ヶ月以上ゆっくりすればよくなるのですが…

 出来ないのが人情ですよね。


 
 話を戻します。続けます。
 壁に背を向けて、頭、背中、お尻、かかと、が壁に着くように。でっちりのチェツクです。
 この時も肩の左右の高さ骨盤の高さに気をつけてくださいね。
 この姿勢で、痛みが強く出る方は、床に寝て行います。
 寝た時に、お尻のウエストラインが床に着かない場合は、でっちりになっています。
 なるべく、ウエストラインが床に着くように、そけい部(コマネチラインをほぐします)
 そして、腸腰筋を丹念にほぐします。

 次は、床に落ちたものを拾う、という動作の時に、
 かがむ動作をたびたび行いますと、腰にきます。なので、二度に一度は、しゃがんで
 できれば膝を片足ついて(悪いほうの足を後ろにして…悪いほうのひざをついて )

 王子様座りですね。わからないかなー
 でも、膝も悪い人は…  拾ってもらうか、はさめる器具を使って取りましょう。

 掃除機やモップをかけるときは、左右交互の割合でやりづらくとも行います。
 
 洗濯機から洗濯物を出す時も、左右交互の手で出します。

 靴を履く時脱ぐ時、いつもと違う足で時々行います。

 かばんを持つ時、肩にかけるとき、左右両方にかけるようにします。
 階段を昇るとき降りるとき、ただし急がない時にですが…
 左右両方の足で一歩を始めるようにします。

 というように、ひごろのくせと歩き方の偏りから…
 悪化させる場合もありますので、まず、自分のクセを自分でよく知りましょう。

 今行っている療法士から、注意されている私の場合のクセは、
 右脚の足首とふくらはぎの違和感は何故出るのか? という私の問いに、
 右脚の足首から下が外側に向いているので膝から下がねじれて体重が上手く股関節に
 乗らないと…指摘されています。

 なので、右脚は、つま先を外に向けないようにまっすぐに足が向くように親指の向きを
 気をつけて荷重を確認しながら家の中で歩いています。

 左脚は、骨盤が上に上がる傾向があり(腸腰筋が縮んでいるために)腸腰筋をまずほぐして、
 骨頭の上に体重が乗るように、体重が外側に逃げないようにしっかり意識して外を歩行しています。



 大雑把ですが…
 病気が初期の方は、十分大丈夫ですが、月に一度の整体や週一のリハビリだけでは、
 自分の体を守れません。
 自分の体は自分で守る!

 病気を悪化させないために!!

 他力本願ではなく、自分の意識を変えて、ご一緒に頑張りましょうね!!!
 もちろん、人工になされた方も股関節を長持ちさせるためにも、同じことです。
 再置換は大変です、再三置換はもっと大変です。

 今、二十代三十代の方は(私の読者は少ないと思いますが…)
 ぜひ、日頃の体の使い方、チェックしてみてください。


               『変形性股関節症に負けないでね!』
 
 
 

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2 コメント

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ブログ読みました。 (さちこ)
2013-07-08 22:08:14
ブログ読みました。
30代前半の主婦です。

私は膝の骨が形成不全で脱臼しやすい状況で手術予定です。
しかし、昔から股関節に音がなる状況が多々ありました。
また膝の痛みが激しくなってから、股関節までも痛み出してきました。坐骨神経痛の症状もひどくなりました。

銀座の義肢装具屋で、矢野医師に診てもらうよう勧められ、現在診療待ちです。

このようなブログを、悩んでる方々の為に時間をさいて記述してくれていることに、本当に感謝します。

7月下旬に診療予定ですが、痛みと不安で、富士温泉病院に直接行ってみようかな?と考え中です。

椅子に座りながらのストレッチ方法公開してくださって、ありがたいです。
今からやってみます!!
返信する
さちこさん、はじめまして (ケイコ)
2013-07-09 12:45:43
 さちこさん、はじめまして。
股関節患者さんのために書いているブログですが…
 膝の形成不全で脱臼のために手術をなさる、痛みのために股関節も違和感があり、坐骨神経痛と、、

 体は繋がっているから…
一つのバランスの崩れから、色々と支障がでてきますよねー。

 まだ、お若いので不安とご心配がいかばかりか、とてもよくわかります!!

 富士温泉病院の矢野先生は、身体全体の骨をしっかり診て下さいます!
 通院受診した時に、腰痛のひどい方が入院リハビリされていました。お知り合いになり、色々とお話を伺いました。

 しっかりとお話を聴いて、理学療法士さんにリハビリしていただくと元気もらえると思います。

 チェアトレは、手軽に出来ますが、膝は大事にしないといけませんので、今、無理をしないで大事にしてください。矢野先生や療法士さんが運動オーケーとされてからでも遅くありませんから。。ね!

 ただ、チェアトレの基本姿勢、ニュートラルポジションは、体幹を鍛えるので、これだけは頑張ってしてください!! テレビを見ながら呼吸を止めないで毎日続けて下さい。
 それでは、しっかり、元気出して、ご一緒にがんばりましょうーーー!!!
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