天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
画像をクリックすると拡大されます。

女流最強戦/謝依旻三段が優勝

2007-01-11 20:15:17 | プロ棋士

 囲碁の第8期女流プロ最強戦決勝は12月25日、日本棋院で行われ、謝依旻(しぇい・いみん)三段が小西和子八段を下し、女流タイトル獲得の最年少記録を達成した。謝は17歳1カ月。これまでの記録は池田(旧姓中沢)彩子五段が第9期女流本因坊戦で記録した19歳1カ月。

 謝は台湾出身。黄孟正八段門下。2004年に入段、14歳4カ月の女流棋士最年少入段の記録を持っている。非公式戦ながら、今年第1回広島アルミ杯で優勝している。

 「この対局の直前の女流名人戦で小西さんに負かされたので、勝ちたいと思っていました。
(最年少記録更新については)全く知りませんでした。優勝はとてもうれしいです」と喜びを語った。

                 [2006年12月25日/共同]

    ◇   ◇

最近の日本女流囲碁界は謝三段の活躍が話題となっています。
破壊力のある棋風でベテランをなぎ倒す戦いぶりは、久しぶりの大型新人登場と期待が膨らみます。
若さという勢いだけでなく、日本人が失いつつある粘着性も武器となりそうです。

ただ女流棋士の場合、過去にも将来を期待されながら結婚・出産などで停滞しまうケースも少なくありません。
謝三段には今までの女流棋士の枠を打ち破り、男性棋士と伍して活躍する棋士になってもらいたいものです。

コメント