天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
画像をクリックすると拡大されます。

映画「それでもボクはやってない」

2007-01-25 14:02:25 | 映画

Hanji 作品名:それでもボクはやってない
監督・脚本:周防正行
出演:加瀬亮、瀬戸朝香、役所広司、もたいまさこ、山本耕史



先日、映画「それでもボクはやってない」を見てきました。
本作品はマスコミでも結構取り上げられた話題作ということで、早速見た次第です。
(大々的にPRされると返って興味がそがれることもありますが・・・・)

テーマは「裁判」、人が人を裁くという重いテーマです。
今までの周防作品では「面白い」とか「笑い」があったのですが、
本作品は「善悪の追及」、「真実の追究」ということで見ていて緊張します。

平凡な日常生活の中で時にはこうしたシリアスな作品を見るのも、いい刺激になると思います。

      ◇   ◇   ◇

アメリカは訴訟社会といわれるほど裁判沙汰が多いようで、日本もそれに追従しているようです。
「何でも訴えればいい」、「訴えなければ損だ」という、過剰な被害者意識や社会風潮はどうかと思います。

「仕方がない」、「諦める」、「不運だった」というような気持ちを、受け入れざるを得ない時もあるような気がします。

また、よき時代の日本なら長老や友人が仲裁に入って解決できる問題が、即「裁判」というのは義理・人情の低下でしょうか。
もっと血のかよった社会になってほしいものです。

コメント