確かにオリンピックは面白い。
2週間余りの日程で冬季スポーツの最高レベルの競技をすべて見ることができる。
例外はアイスホッケーくらいなのだろうか。この点はよくわからない。
夏の五輪では、サッカーが最高レベルとはいえない。
ということで、総合競技では五輪、単一競技ではサッカーワールドカップが世界最高峰のスポーツ競技といえるだろう。
(サッカーの場合はクラブチームが一番レベルが高いとも)
ソチ五輪でも多くの感動が新たな五輪の歴史やレジェンドになった。
しかし、宴は終わるし酔いは覚めるもの。
閉会式の五輪および大会幹部による「自画自賛」オンパレードには、そこまでいうのかと思った。
今回は今まで最高の五輪だった。
他の国ではこんな短期間に五輪準備はできないと、毎回繰り返されている。
ところで、今まで開催に失敗した開催地があっただろうか。
いくつかあげられる、まずモスクワとロスだ。
まさに政治が介入したのだった。
モスクワ五輪は日本も参加しなかった。
山下選手を初め、代表選手は涙の抗議をした。
IOCもこのことだけは避けたいと思っている。
最悪の事態は1972年のミュンヘン五輪だ。
選手村にテロリストが侵入した。
多くの選手が犠牲になった。
国別対抗戦に近いといえる五輪は国際政治に巻き込まれやすい。
2020年の夏季五輪開催選考にも影響を与えていると感じた。
ソチ五輪では近隣国の緊迫した状況下という事態に遭遇しながらも閉会式までこぎつけた。
冷や冷やものだったに違いない。
互助会としての五輪。
五輪は世界大会の集まりなのだが、自国選手が出場する競技以外は国民の関心を集めない。
だからどの国の放送も自国チームばかりを放送している。
外国で五輪放送を観たことがあるが、日本選手の活躍など皆目放送されなかった。
自国の選手ばかりである。
世界の平和を標榜しながら、現実には国家発揚であり、民族発揚になっている。
残念ながらこれが現実である。
そして、世界的祭典に出場できる権利はごく一部のスポーツエリートにしか与えられない。
五輪出場は大変なステータスだ。
そのことを2年毎に開催される五輪時に再認識させられる。
五輪経験者で話が上手く見た目もいい人が連日連夜、テレビに登場する。
これは個人的にも大変なボーナスか退職金である。
そうして、五輪のステークホルダーは豊かな果実を分け合う。
そのおこぼれの感動を私たちも受け取る。
目が覚めたら、「安倍首相の、企業が潤ったら労働者にもおこぼれを与えよ!」的行動を思い出してしまった。
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