オリンピック出場を目的にしているアスリートが多いことはわかります。
出場できる人はほんの一握りです。
出場できればとても名誉なことでメダルでも獲れようものなら一生涯安泰な国もあると言います。
日本はそうでもありませんが、一部の人はオリンピックやスポーツに関連した業務で生涯を過ごせています。
夏冬期で2年に一度開催され解説などの業務もあります。
ほんの一部の人ですが。
一種の互助会でもあります。
またプロスポーツへの入り口になっているケースもあります。
どうしても勝ちたいとなればドーピングも視野に入ります。
1%の能力アップ程度でも競技の勝敗に直結します。
極限の能力に1%が乗っかかれば、通常ならメダルに手が届かない人にも表彰台が身近になります。
人は名誉と金には弱いものですね。
テレビ放映の弊害
これは結構大きいです。
現在は米国の放送局(NBC)が一手に握っています。握っていますが、いわゆる元締めのようなもので他国へ放映権を又売りすることで収益が得られることになっているはずです(どのくらいの金額なのかはわかりません)。
ただ東アジアの国などが巨費をNBCに払ったとしても、都合の良い時間帯に競技が行われることは少ないのです。
時差の少ないアジア開催となれば条件はそれほど悪くありません。
それでも、極寒の深夜に屋外で行われる競技もあります。
観ているこちらまで震えてしまいます。
もちろん米国や欧州の視聴時間帯重視です。これは鉄則です。
さらに放映時間の長さに合わせた競技運営が行われます。
できるだけ短い時間で競技を終了しなくてはなりません。
審判団はその影響を受けてしまいます。
採点の時間が制限されると判断を誤ることにつながります。
スノーボードに顕著であり、フィギュアスケートの採点でも時間的な猶予はありません。
これはテレビ放映時間と米国人の好みだと思います。
他国はもっと悠長です。
話が長くなりましたが、現在のオリンピック運営の問題点をあげてみました。
さらに言えば、今のオリンピックは選抜大会になってしまっています。
スポーツ弱国は、ほとんど参加できません。
唯一例外だったのがアルペンスキーです。
これが本来のオリンピック精神です。
参加することに意義があるという精神です。
そして国別対抗戦です。
これではスポーツ強国しか出番がありません。
オリンピックは個人重視のはずです。
国単位でメダルを争う競技会ではありません。
国対国の競技が人気なのは校内運動会を観ても分かります。
でもそれではいけないのです。
政治や経済や軍事とは違うのです。
すいません。長くなりました。
これでは未来の展望までいけませんね。
お読みいただきありがとうございました。