ハンセン病問題基本法が4月、施行された。

この4月から施行されたハンセン病問題基本法
http://www5b.biglobe.ne.jp/~naoko-k/shomei/kihonho.htm
について、朝日新聞の記事が掲載された。
「基本法は、ハンセン病への差別や偏見をなくし、療養所に住む人が安心して老後を過ごせるようにする。そんな狙いで成立した」

「元患者への社会復帰支援や名誉回復を国に義務づけた。療養所の土地建物を
住民に開放したり、自治体が使えたりする規定も盛り込んだ」

ハンセン病訴訟の全国原告団団長を務めた谺雄二さんは、
「基本法は私たちが勝ち取った武器のようなもの。施行された今年からが正念場。
この法律を足掛かりに国や自治体を動かし、入所者が『生きてきてよかった』と
思える形を完成させたい」

入所者（全国約2600人）の平均年齢はついに80歳を超えた。
広範囲な支援者の協力なくしてはこの法律の趣旨を実現するのは困難なのではないだろうか。