岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

国際緊急医療NGO アムダの大政さんからお話を聞いた後、友が集いて陸前高田の夜は更けていきました。

2014-07-16 22:00:07 | ボランティアとアムダ
アムダ(AMDA)は東日本大震災直後から現地に入り緊急医療支援活動を行いました。
緊急医療支援は1か月余り後の4月下旬には終了しました。
地元の方々からは、「私たちを見捨てるのか」という声も上がったと聞きます。
アムダ菅波代表は、豊富な経験から、緊急支援は介入より撤退が難しいと言われます。
被災地の保険診療が始まれば、無料の緊急医療は撤退すべきという考えです。
地元の医療機関の復興を妨げることがあってはならないのです。

ステージは、緊急医療支援から復興支援と変わります。
復興3年計画が進みました。
※詳細はこのブログのカテゴリー「ボランティアとアムダ」をお読みください。

大政朋子プロジェクトオフィサーは、東北に3年余り駐在し復興支援をされてきました。
その一つが復興グルメF-1大会です。

短い時間しかとれなかったのですが、私たち岡山からのボランティアに丁寧に説明していただきました。

なぜ、医療支援団体が、グルメ大会を主催するのかとはよく質問をされます。

アムダには、支援のためのネガティブリストがあります。
以下の3項目です。
1.医療事故を起こさない
2.被災者に迷惑をかけない 
3.他の派遣者の創意工夫を邪魔しない

この3項目以外なら何をおこなってもよいのです。

大政さんは、被災地で支援を続ける中で、被災地の復興商店街同士に繋がりのないことに気づきました。
商店街の代表の方とも話し合い復興グルメ大会を開くことで、商店街同士の連帯を強め、被災者の方々の笑顔を見たいと願ったのです。

第1回大会は、2013年1月気仙沼市で開かれました。
今回は第7回大会です。参加商店街は、6店から16店へと拡がりました。





研修と交流会の会場は、つどいの丘商店街です。
ボランティア参加者の半数は今回が初めての参加です。
アムダについての知識にも差がありますし、東北を初めて訪れる人も多いのです。
このような研修は必要不可欠です。

研修後は、楽しみな交流会です。
お世話になった太田さんのお店カフェフードバーわいわいにて、全ボランティア団体の人々が集いました。













「恋するフォーチュンクッキー」を練習しています。



いよいよ明日は、復興グルメF-1大会です。

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