京都高島屋で開催されていました。
1月23日まで開かれています。
犬塚勉さんは、1949年生まれですが1988年に谷川岳で遭難しています。

パンフには、「多摩に住み美術教師をしながら、多摩の山の風景を描き続け、早世したした画家、犬塚勉。没後20年の2009年にNHKの「日曜美術館」で紹介されると多くの感動の声が寄せられて注目を集めました」
「山に登り自然と一体となって描いた作品は、スーパーリアリズムともいえる精緻な筆遣い」
実際に作品を観ると、驚くばかりのデイテールです。草木や石ころひとつひとつが絵から立ち上がってくるようです。
作品から離れて構図を観る。どんどん近づいて細部を観る。どの距離からでもピントが合っているという作品です。
もちろん美術作品をこのような技術的な見方をするのはオーソドックスではないとは思います。
彼は自然は細部にこそ真理を宿していると考えたようです。
視覚に届くものはすべて描こうというスーパーリアリズムです。
写真よりもリアルな絵といってもいいでしょう。
草原もブナの木々も圧倒的なリアルさで迫ります。
しかし、最晩年(といっても38歳ですが)はリアリズムの手法も変化を見せ始めたようです。
彼のリアリズムは変遷していく過程だったのかもしれません。
新しい絵画の地平が開かれたかもしれない。
残念に思います。
絵に賭ける情熱は信じられないほどです。
私が出かけたのは平日でしたが多くの人々が来場していました。
新聞やテレビで紹介したこともあるでしょうが、絵画に興味がある人々の口コミで拡がったのではないでしょうか。

1月23日まで開かれています。
犬塚勉さんは、1949年生まれですが1988年に谷川岳で遭難しています。

パンフには、「多摩に住み美術教師をしながら、多摩の山の風景を描き続け、早世したした画家、犬塚勉。没後20年の2009年にNHKの「日曜美術館」で紹介されると多くの感動の声が寄せられて注目を集めました」
「山に登り自然と一体となって描いた作品は、スーパーリアリズムともいえる精緻な筆遣い」
実際に作品を観ると、驚くばかりのデイテールです。草木や石ころひとつひとつが絵から立ち上がってくるようです。
作品から離れて構図を観る。どんどん近づいて細部を観る。どの距離からでもピントが合っているという作品です。
もちろん美術作品をこのような技術的な見方をするのはオーソドックスではないとは思います。
彼は自然は細部にこそ真理を宿していると考えたようです。
視覚に届くものはすべて描こうというスーパーリアリズムです。
写真よりもリアルな絵といってもいいでしょう。
草原もブナの木々も圧倒的なリアルさで迫ります。
しかし、最晩年(といっても38歳ですが)はリアリズムの手法も変化を見せ始めたようです。
彼のリアリズムは変遷していく過程だったのかもしれません。
新しい絵画の地平が開かれたかもしれない。
残念に思います。
絵に賭ける情熱は信じられないほどです。
私が出かけたのは平日でしたが多くの人々が来場していました。
新聞やテレビで紹介したこともあるでしょうが、絵画に興味がある人々の口コミで拡がったのではないでしょうか。
