岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

東北への思いをカタチに。「第3回みなみかた会議」に出席しました。

2013-03-16 21:50:51 | 東日本大震災
この会議名は、主催している岡山市北区南方の長泉寺の住職さんが考えたものです。
地名の南方「みなみがた」→「みんなみかた」=皆んな味方と。

この「みんなみかた」の思想をカタチにする会議になったのではないでしょうか。

それは「多様性の共存」と言っていいでしょう。

いろいろな考えや行動を批判するのではなく認める。
もちろん反社会的な行動はだめですが。

東日本支援ということに関しては大同団結できる。
すなわち、「みんなみんなみかた」なんです。

岡山の宗教者の方々はとても仲がいいのです。
これは岡山に帰ってきて驚きました。
宗教は排他的になる可能性を内在しているのは確かです。
特に原理主義的になればそうです。

もっとも、これは人間そのものが排他的な思考を持ち合わせているからでもあります。
人間は、手をつなぐことも排他的になることもできるのです。

そのことを受け入れて、まずは東北支援だけは「多様性の共存=みんなみかた」で行こうと。

最初の講演は、福島県相馬市職員の玉川啓さん。
このような場で行政の方が発言することはまことに少ないのですが、よくぞ岡山までおいでいただきありがとうございました。

玉川さんは、「多様な側面での協働の必要性」を強調されます。

原発は、個々に割れやすい問題。
・「自分の正しい」が相手を傷つける。
・「相手の正しい」で自分が傷つく。
・無理な同一化によって相互が苦しむ風景。

多様な悩み:人の数だけ選択がある。そのことを認めることが必要だ。

分断や誹謗中傷が起こるという現実は、上記の「お互いを傷つける」行動をとってしまうことに由来する。

いや、そのようになるほど、現実が本当に厳しいということなんです。

今日はここまでにします。




最新の画像もっと見る