岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『障害者福祉実践マニュアルーアメリカの事例・本人中心のアプローチ』

2009-07-04 07:36:07 | 
カルフォルニア州発達障害局 編著  田川康吾訳
明石出版 2004年10月

序文は、北野誠一氏。
単なる序文ではなく論文になっている。

「カルフォルニア州における本人自立生活支援計画(PC-IPP)の成立過程とその実際」

内容は、私の理解が及ばない個所が多いのですが
1.アメリカにおける知的障害者・精神障害者の脱施設化とケースマネジメントの登場
2.アメリカにおける高齢者のケースマネジメントとマネジメントケアの諸問題
3.日本における高齢者のケアマネジメントの諸問題と障害者の本人中心ケアマネジメントの必要性
4.カルフォルニア州の知的障害者支援の展開
5.地域センターとケースマネジメントシステム
6.本人中心支援計画の実際例
を論じておられる。

具体的な支援計画が掲載されている。
「Kさん中心支援計画」
この支援計画を読んでみて、大変参考になった。

目標(ゴール)例:
   デイセンターの近くに住むこと。
   創作活動プログラムをつづけること。
   友達とつきあうこと。
   余暇活動プログラムの参加すること。

どのような支援が必要か。
 ・本人家族ができること(具体例略)。
 ・地域センターと支援サービスができること(具体例略)。

見直し予定1年間。

会議の参加者:利用者本人、親族、活動センター所長、地域センターの権利擁護担当者、
地域センターの本人担当ケースマネジャー

署名は、ケースマネジャー、スーパーバイザー、本人

※ケア(ケース)マネジメントに関しては、幅広い視野できちんと学ぶ必要を感じている。
もちろん、高齢者以外、国内以外も含めなければ、本質は見えないと思う。

本文の「実践マニュアル」はこれから読みたいと思います。



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