現在、継続的に被害で出ている状況です。
不明者が20名近いですね。
一度、大きな河川が氾濫すると100名近い方がなくなるという悲劇が続いています。
今までの防災が困難になっているのでしょう。
そして、広域での発生です。
長引きます。
支援物資やボランティア参加も交通網や受け入れ態勢が整わないためにスムーズにはいきません。
心配されていたコロナ下の発生のため、避難所収容や救援・ボランティア活動も一層困難になっています。
東日本大震災以降、広域多発の災害が常態化してしまいました。
堤防とダムで対応するということの限界が見えています。
いまだにダムの建設中止が原因だと政治がらみで論じられることは驚きです。
ダムをつくる時代は過去のものになっています。
災害に強い地域をつくるための対策は別の施策を選ばなくてはならないのです。
岡山県真備町の小田川氾濫は複合的な要因があるといわれます。
現象(結果)としてはバックウオーターの発生で堤防が決壊したことでの洪水と浸水です。
その際、問題になったのは河川の整備です。
河川の中に土砂がたまり大きな木々が生えていました。
河川は絶えず上流から土砂が運ばれてきます。
川底を深くする=手入れをすることを怠ってはなりません。
この2年間、岡山ではその作業を進めてきました。
そして、洪水の原因の一つと言われているのがダムの放流です。
こちらも事前に放流することを国土交通省に訴えて実現しています。
対策を講じることで同じ程度の増水にも耐えられることにはなっています。
さらに河川の合流地点の変更ということも進められています。
残念なことは、大きな災害が起き尊い犠牲がなければ進まないことです。
この雨は12日までは続くそうです。
お読みいただきありがとうございました。