岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

パンデミック、非難の応酬で喜ぶのはCOVID-19のみです。

2020-05-21 14:05:29 | 新型感染症

中国にもWHOにもアタックするトランプさん。

世界の人には、いろいろな思いがあると思います。

中国やデトロスさんを非難したくなる気持ちもわかります。

でもその2者を敵に見立てアタックするトランプさんのアメリカ・ファーストはあまりに稚拙です。

大国のリーダー適任者と認めるわけにはいきません。

トランプさんの頭には再選しかないのかもしれませんが、再選されることの価値は何なんでしょう。

再選できないということは失敗した大統領と烙印を押されることに等しいのでしょう。

プライドだけは人の数倍あるトランプさんには認めることができないことなのです。

フェイクニュースを駆使してでも偉大な大統領として名を残したいのです。

ならば、やはりアメリカ・ファーストではなく、トランプ・ファーストというしかありません。

 

今、書きたいことはこのことだけではありません。

トランプさんをはじめ、安倍さん、習さん、他の世界のリーダーたちが進めてきた社会経済政策が破綻しかかっているということです。

一言でいえば、グローバリズムの破綻です。

世界を単一の市場ととらえ、一つのルール(縛り)で統一しようとしたことです。

 

ボーダーレスの金融と経済のもとに

ネットワークと管理体制が張めぐされ、

世界中の人々が集中し、一部の富裕層へ富がなだれ込みます

数十億人から金を吸い上げていきます。

そのルート(ゲート)が一時的に閉じられました。

彼らは何とかして、リオープンしなければなりません。

死活問題です。

でもそれはCOVID-19にとっては好都合なことばかり。

COVID-19にとっては最適地を見つけたのですから、簡単に手放すことはないのです。

もしかすると、これはCOVID-19と富裕層のシェアの奪い合いなのかもしれません。

その間で庶民は犠牲を強いられているように見えます。

 

現在のところ、私たちは大昔から防護策として用いた隔離という手段で対応し時間を稼ぐしかありません。

隔離は偏見、差別を生むことになります。

20世紀までハンセン病は隔離政策がとられ、差別と偏見は今も消え去ったとは言えません。

COVID-19におびえる人は同じような行動をとっています。

その意味で、人間は変わっていません。

日々、マスメディアを使って人々を啓発しなくてはならない状況なのです。

歯がゆい思いですね。

 

隔離は分断です。

トランプさんの行為は分断を生むだけです。

軍事力と経済力では1強といえるアメリカゆえに、大声で非難することができない。

最前列から引き下ろすこともできません。

 

そのような状況下で私たちにできることは何でしょう。

「3密を避ける」だけではないはずです。

 

COVID-19やトランプさんなどにパラサイト(寄生)される世界からの逃亡を試みなくてはなりません。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 


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