リオ五輪の楽しみ方はいろいろあると思います。
私は映像のレベルの高さに注目しています。
IOCは、競技だけではなく、競技を中継する映像も世界一であるべきだと考えています。
身体の極限を演じる競技ばかりですから、その迫力や美しさを映像化することに心血を注いでいます。
決して、表には出てこない裏方として映像や音声、照明スタップがいます。
五輪には数多くの競技があります。
そのひとつひとつの競技に専用のスタッフがいるはずです。
この文章を書いている時にも女子ゴルフがライブ中継されています。
カメラアングルや、太陽の影、逆光が効果的に映し出されています。
しかし、なんといっても感心したのは卓球です。
何台のカメラを使っているのか見当がつきません。
サイドから、両背面から、天井から、最低でも8台以上でしょうか。
選手を際立たせるために背景となる観客席は暗く落としています。
そして、超スロー映像を可能にするカメラ機材。
限られた光量の中で色調を乱だすことなく撮影・再生する技術。
このあたりは日本のメーカーが活躍しているのでしょう。
そのような最高の映像の中で日本の三人娘の活躍が余すことなく表現されたと思います。
五輪のドラマは演出できません。
それだけに熱狂できるのですね。