岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「8割だと15日、65%だと70日以上」 北大・西浦教授の発言

2020-04-18 22:41:58 | 新型感染症

 なぜ、人同士の接触機会を8割減らす必要がある、としているのか。

西浦教授の見解です。朝日新聞デジタル(4月17日)

 

「できるだけ劇的に接触を減少させると、対策期間は短くてすむ。甘い削減だと長期化する」。西浦教授はこう強調した。

 3月下旬の東京都では、1人の感染者が新たに1・7人に感染を広げていたと推計されている。西浦さんは今回の試算で「2・5人」と仮定。この2週間で感染者数の増加傾向がみられたため、感染が急速に広がる欧米と同じレベルまで悪化していると想定した。

 試算では、10万人あたり1人の感染者がいた場合、感染が始まって20日目には新たな感染者が1日で約500人に上る。ただ、20日目から人と人との接触を80%減らすと、35日目ごろには新たな感染者が100人まで減り、その後、ゼロに近づいていく。一方、接触の削減が65%だと、新たな感染者が100人に減るまでに70日以上かかる。

 新型コロナは、密閉・密集・密接の「3密空間」で感染が広がりやすく、感染者の集団(クラスター)が相次いで患者の爆発的な増加につながると懸念されてきた。対策班はクラスターを早く見つけ感染を食い止めようとしてきたが、感染経路をたどれない感染者が多数になっている東京などでは限界に達している。

 不要不急の外出自粛など、人との接触の削減で、感染を一気に減らすことで、再びクラスターを見つけて対策を取ることができるレベルになると、西浦さんたちはみている。

 感染してから陽性が確定するまでに約2週間。今の行動制限の効果は「1カ月程度たって、やっと患者数が目に見えて減っているかどうか評価できる」と西浦さんは話す。

 何が「人との接触」にあたるのか。西浦さんは、2メートル以内で「おはよう」「元気」といった簡単な言葉を2、3回交わすことや、肩をポンとたたくことなどが該当すると説明。ウイルスがつばに含まれるため、飲食店で向かい合って食事をするだけでも接触と言えるという。お互いに距離をとってジョギングをしたり、子どもが公園で遊んだりするのは問題ないという。(後藤一也、市野塊)

 

コメント:

・8割減を達成している駅改札はありません。

・評価するのには1カ月程度かかるとはGW終了時までかかるということですね。

・「人との接触」とは2メートル以内で「おはよう」「元気」といった簡単な言葉を2、3回交わすことや、肩をポンとたたくことなどが該当するそうですから相当困難と言わざるを得ません。家族間では不可能です。

・8割減とは社会インフラ等の業務での外出が欠かせない人(約1割)を考慮すれば9割減に等しい。著しく困難です。

・西浦教授の個人的な見解とされていますが、政治家が「最低7割減発言」をすることへのレジストだと考えています。

 

お読みいただきありがとうございました。



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