美術館の入口です。
企画展として 『ピカドン』とその時代 が開催中でした。
『原爆の図』は2階に展示されています。
横7メートル余りの図が壁面いっぱいに飾られています。
作品に合わせて展示室を設計したとのことです。
照明は天井からの自然光です。原発も原爆も同じだということで必要な電力は太陽光発電だそうです。
『原爆の図』
圧倒的です。立ち尽くします。どのように観ればいいのでしょう。
戸惑います。恐ろしくて細部を見ていくことができません。
思いを言葉にすることができません。
撮影はNGですのでこちらをごらんください(丸木美術館ホームページ)。
企画展 『ピカドン』とその時代 24年1月28日まで
1階展示室にて開催されていました。
『ピカドン』 丸木位里、赤松俊子絵・文 平和を守る会編 ポツダム書店
1950年発行の本です。美術館で復刻本が購入できます。
腰巻に大江健三郎さんの「ヒロシマノート」エピローグより切り抜かれた文章が掲載されています。
『ピカドン』という小さな絵本のことを記憶している人々が、果たしてどれだけいるだろうか?
オレンジ色の紙表紙に、ひとりの老婦人の肖像が書きだされた、この絵本は素晴らしく衝撃的な
内容をはらんでいる。僕はここにおさめられた六十四葉の絵とそれに附された短いが確実な文章の
すべてが復刊されることを望みながら、そのおおよその内容を紹介する。
なお、このヒロシマ・ノートの扉、目次、各章の初めに挿入したカットは、すべて『ピカドン』に
よるものである。
「ヒロシマノート」の挿絵は見覚えがあります。そうだったのかと腑に落ちました。
なお、原画は所在不明だそうです。そのためか撮影NGではありませんでした。
原爆の図巡回展ポスター
↓ 左 原爆の図の下絵か?
↓ 原爆の図を元に、小学生たちが描いた絵です。
この絵は焼却処分を言い渡された(教育委員会だったか?)が丸木美術館が引き取ったと書かれていました。
この展示会場から2階の小高文庫に上がることができます(原爆の図展示室とは別棟です)。
丸木夫妻のアトリエでもありました。
つづきます。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナに平和を!
市民の死者 少なくとも10,058人(国連・12月11日時点)
世界各地に滞在しているウクライナ難民 633万2700人(UNHCR・12月12日現在)
ガザを救え!
赤木俊夫さんを忘れない。