岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

ビッグイシュー194号(2012.7.1)特集は。文月。被災地からの手紙、です。

2014-01-13 20:48:44 | ビッグイシューと岡山市販売店
ビッグイシューのバックナンバーを購入しました。
表紙に魅かれたからですが、
実は、特集にも引かれたのです。

被災地からの手紙が、11名の方から届きます。
読者であるあなたにお願いです。

「感想を、11人の文人のどなたかに宛てて書いていただけませんか?」

これはビッグイシュー編集部からのお願いでした。

今から1年半前に発売されたこの号に、今から手紙を書いてもいいでしょうか。

手紙は時空を超えることを名画や名曲が証明しています。

岩井俊二監督の『Love Letter』、 アンジェラ・アキさんの『手紙 ~拝啓 十五の君へ』。

そうして読み始めた文。

南相馬からの便り
「みんな共和国」ができました。
高橋美加子さんの手紙です。

手紙の最後に子どもたちのメッセージが書かれていました。
私たちは、子どもたちが書いてから2年経過した今、返事を書くことができるのでしょうか。

・いつになったらプールに入れますか(小5)
・海は川で遊べるのはいつですか。
・雨でもサッカーができるようになりますか。
・飼い犬は野外で放し飼いにしていて大丈夫ですか。
・20キロ内の動物のいのちはどうなんですか。
・原発の状態はほんとうはどうなんですか。
・今度、津波や地震が起きても大丈夫なの?
・原発はもう爆発しませんか(小5)
・危なくなったら次の避難指示ができるのか
・帰れない人はどうすればいいの?
・30キロ以内に人がいていいの?
・放射能除染の効果が本当にあるかどうか。
・私たちが将来白血病、ガンなどになる確率は何%ですか。
・将来子どもが産めますか(中学生)
・僕はいつまで楽しく生きられるでしょうか。
・水道水を飲んでもいいですか。
・政府は本当のことをかくしていたのか。
・東電と保安院がついたウソの数。
・国が福島のために何をしてくれているのか。
・原発は本当に必要なのか。
・これ以上、私たちを苦しめないで!
・地球はどのくらいもちますか。

「福島の子どもたちのメッセージーいま、子どもたちが知りたいこと」(2012年2月9日南相馬ダイアログ・フェスティバルの〈思いのツリー〉より)


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