岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

今月の介護。

2012-03-16 10:26:18 | ケアラーのために

父親の体調は2月に比べてやや上向きのように思う。
足の運びがよくになったようだ。
転倒した時に一気に低下し、徐々に回復する。
なんどか繰り返している。
下肢筋力低下というのも単純なものではない。
もう少し直線的なものかと考えていた。
認知症についてはもっともっと複雑だと思う。


寝室のレイアウトを変え手すりを大幅に追加したことも効果があった。
実施時には、このレイアウト変更はいつまで有効なのかとも考えた。
もしかすれば1ヶ月、2ヶ月も持たないのかと。
幸い、もう少し長く使えるように思う。


私が父のベッドの脇の床で寝るようになったことで夜間の様子もわかるようになった。
この添い寝は、なかなか負担になる。
父は9時前に寝てもらうのだがその日の調子によって、3時間程度でベッドから起きてくる。
トイレ介助が必要になるのだが、まずは寝覚めて父の様子を伺う。
窓を開けたりスタンドの点灯を繰り返したりと「不安な行動」をしている。

目覚める原因はトイレだがそれがわからない。

母親は昨年後半から、父親の介護は急激にできなくなった。
この2月までに3度の入院で自分のことで精一杯となった。
気持ちだけでは無理なことが多い。

今月初めに父の区分変更を申請した。
次のステップのためには、区分変更が必要なのだ。

今まで訪問介護員や地域包括の職員として介護には係わってきたけれど、実際に介護を体験しなければ分からないことが多いことも確か。
大切な体験だと思う。


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