岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

落合と中村の「笑い」と「泣き」。

2007-11-01 23:24:17 | スポーツ(身体に魅せられて)
昨年泣いた落合が意地でも泣かなかった。
落合の美学だ。
落合は現役時代から、独特の男だった。個性的といってよいが、
そんなやわな言葉は合わないと思ったものだ。

当初、監督ができるのだろうかと思った。
こんな癖のある男がである。
案の定、取材やインタビューはほとんど見たことがない。
ベンチでも、喜怒哀楽は消去しているから、いつ見ても同じだ。
ショーとしてみれば 面白くないこと限りない。
しかし 最後は勝ってこその監督である。
選手と役割は違うと思っているのだろう。

今日も最後は、投手リレーをした。
日本シリーズ初となる完全試合を一人ではなく二人でしたのだ。
ここに,この1年の落合の成長があるのだろう。
しかし、成長という生易しいものではないかもしれない。
落合という三冠王は、監督としても稀代の人物になったのだから。

この落合に比べるには、中村というやんちゃ坊主は、世間というものを
知った年になった程度だろう。
これで成長できたとしたら、落合に感謝するしかないだろう。
とにかく これからの成長を見させていただこう。

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