岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

論理崩壊!教科書検定。

2007-11-01 22:27:09 | 国民と国会と政治
教育というものは、科学的な思考を尊重するものだと思っていたが、
そうではないらしい。

メンツが論理や筋に優先するらしい。
出版社が申請した教科書が、修正指示されて、再提出した教科書が
国民に拒否された。
政治的判断もあって、再修正することになったが、
やり方が意味不明だ。
出版社が最初の申請に近い教科書を再提出し、
再審査を受けるという形にする。
最初の審査と再審査が違った結果になるである。
審査経過も不透明なら、初回審査と再審査の違いが何かわからない。

説明責任はあるはずだが、当然説明できない。
それでも、メンツが通るというのだろう。
これが、教育行政を進めている官庁の仕事だ。
こんな論理なき仕事が通る官庁を信じることはできない。

今、説明できない政治が多すぎる。
福田政権の方向転換においても一切説明がなされていない。
政治は突き詰めれば「言葉」である。
言葉で説明できることが条件なのである。
論理が通らないなら、通らないことを説明しなくてはならない。

論理が崩壊して、政治や行政が進むなら、
その民主主義は崩壊を始める。

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